日の丸～寺山修司40年目の挑発
監督：佐井大紀／2022年／日本
マスコミ試写で鑑賞。公開は2023年2月24日です。私は寺山修司をまったく通っておらず、『田園に死す』（1974年）を観たことがあるかな、程度です。
あらすじ：日の丸についてどう思うか聞きます。
※ネタバレはありません。
以前、こんなことを言っていて、
何をどう書いても誰かに絡まれそうな映画の試写状が来てて、早くもビビってるんだけど、観るよ。絡まれたら全部「個人の感想です」で乗り切っていきたい
— ナイトウミノワ (@minowa_) December 11, 2022
今作のことでした。
1967年、街頭インタビューのみで構成されたドキュメンタリー番組『日の丸』がTBSで放映されました。
「日の丸と言われたらまず何を思い浮かべますか？
日の丸の赤は何を意味していると思いますか？
日の丸はどこに掲げたら美しいと思いますか？」
矢継ぎ早に質問するインタビュアーに、通行人は戸惑いを見せつつも答えていきます。それと同じことを2022年の日本でもやりましたという話です。人それぞれの答えがあるわけですが、なんだろう、ソワソワするんです。単純に、いきなり答えに困るような質問をされている人を見るとソワソワしちゃうというのがありますが。国旗に対しての考えを述べている様子って私が今までに見たことも聞いたこともないものなので……と思ったら、一度ありました。
詳細は伏せますが、仕事で国旗の話になったことがあるんです。国旗を掲げるか否かという。そのとき、「日本人だったら、日の丸に礼をしなくてはならない」という意見が出てきて、あれ、そういう物なんだ、と思いました。
私あんまり物事を知らないんですよ。あと、私あんまり、政治的なことに詳しくないのね。とくにTwitterでは言及を避けていることで。あれ、っていうか、日の丸って政治的なことの中に入るのかな？ 国旗ってなんだろう。
（国旗）
第１条 国旗は、日章旗とする。
２ 日章旗の制式は、別記第１のとおりとする。
国旗が何なのか、が前提の文章だった。
日本の国旗（にっぽんのこっき、にほんのこっき）は、白地に赤丸が描かれた旗。法律上は日章旗（にっしょうき）と呼ばれ、日本では古くから、一般的に日の丸（ひのまる）と呼ばれる。日本では聖徳太子が遣隋使に託した文書以来、自国を”日出ずる国”とする考え方があり、赤い日の丸は日の出の太陽を象徴する。 また紅白は日本の伝統色で、めでたいものとされており、赤は博愛と活力、白は神聖と純潔を意味するとも言われている。
さきも書いたとおり、私は政治的なことについては言及しようとしてこなかったわけだけど、政治は生活と直結しているし、国家も生活と直結しているんだよね。私にとっては、生活ってもちろんとても大切なことでさ。日々の生活の繰り返しが人生だから。
ちなみに、もし私が「日の丸と言われたらまず何を思い浮かべますか？」と聞かれたら「日の丸アイコン」って答えると思いますね。
コメント