FALL/フォール/地上600mでふたりきり

スリラー
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FALL/フォール

Fall/監督:スコット・マン/2022年/イギリス・アメリカ

新宿バルト9 シアター4 G-9で鑑賞。昨日(『#マンホール』)に引き続き、ソリッドシチュエーションスリラーです。高低差ァ。質の良い低予算映画っていいですね。

あらすじ:鉄塔の上にいます。

ネタバレはありません。

コミカルなのかなと思って観に行ったら、思っていたよりシリアス路線で嬉しい誤算というかんじでしたね。まあまあもちろん笑わせに来ているところもあれど、にじみ出る真面目さみたいなのがありました。まず、主人公(グレイス・フルトン)らが鉄塔に登るための理由付けがしっかりしていたし、登れる女性たちなんだよというのも見せておいて、無謀ともいえるチャレンジをさせるわけです。土台がしっかりできていたと思うな。


伏せすぎて何を言っているのかわからねえ。具体的にいうと、ハンター(バージニア・ガードナー)がロープで下に降りようとしてからです。

限られた状況の中でいかに面白くするかというところにやはり重点が置かれていて、地上600メートルだったら携帯も圏外だろう(ハンターがわりとフォロワーの多いインフルエンサーっぽいのがよかったな)とか、食べ物は自分たちで用意したもの以外はないだろうとか、こまごまとした設定を積み重ねたかんじがあるなと思います。あの方法で本当に充電できるのかは知らないが、そこは映画の嘘ってことでいいんじゃないかな? むしろあれ、真似したら危ないよね。いっこだけ言うとしたら、あの高さだと夜は冷えて大変だろうと思うので、ちょっとだけそれを入れてほしかったかも。でも、悪夢を見て飛び起きるとことか良かったな。


これな。最後に、人生とは……みたいなこと言い出して、何を言っているのかなって思っちゃいました。ふふ。ともかく、設定がよく練られている丁寧な映画だと思います。おすすめよ。

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