バビロン
Babylon/監督:デイミアン・チャゼル/2022年/アメリカ
TOHOシネマズ新宿 スクリーン3 D-11で鑑賞。スルー予定でしたが、友達が観てって言うので観ましたよ。
あらすじ:ハリウッドで売れたい。
※ネタバレしています。注意書きはありません。
サイレント時代からトーキーに変わって落ちぶれていく俳優の話ですね、みなさん『ブギーナイツ』(1997年)と似ているとおっしゃっており、大変納得です。デイミアン・チャゼルとポール・トーマス・アンダーソンを比べたらかわいそうか。マーティン・スコセッシが撮ってたらよかったかな。デイミアン・チャゼルとマーティン・スコセッシを比べたらかわいそうか。
と、あんまり感触良くない導入になりましたが、そうですね、退屈はまったくしなかったです。だるいところとかなかった。まあ長いかなとは思います、トビー・マグワイア周りは全部カットできちゃうのでは? とかね。後半のマーゴット・ロビー鬱陶しいなあとか、だって全部あんたが悪いじゃん! おとなしく車に乗っててください! 愛とか言うのも突然で、どうした。お前どうした。いつの間にそうなった。あと、なんかいろいろと汚すぎて引いたね。
良かったのはシドニー(ジョバン・アデポ)ですね。まさか中心人物のひとりとは思っていませんでした。顔を黒く塗るところ、本当に酷いことをされていて、屈辱的で良かったです。あってはならないことだよね。シドニー周りをもっと丁寧に描いてほしかったかな。
ラストについては、なんか賛否両論あるみたいですが、私が思ったのは『CUT』(2011年)のラストにちょっと似てるかなと、映画史総ざらいってかんじが。『CUT』未見の方はぜひ。面白いので。映画の感想で別の映画を引き合いに出して褒めるの良くないですが……別に『バビロン』が『CUT』より面白くないとは言ってないので許してほしい。
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