フリークスアウト/フリークスVSナチス・超能力対決!

アクション
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フリークスアウト

Freaks Out/監督:ガブリエーレ・マイネッティ/2022年/イタリア・ベルギー合作

マスコミ試写で鑑賞。公開は2023年5月12日です。

あらすじ:フリークスがナチスと戦います。

ネタバレはありません。

※タイトルやあらすじの書き方に不快感を覚える人は読まないでください。

イタリアでサーカス団として活動していた特殊能力者たち。戦争が激しくなり、アメリカに逃げようと考えていた彼らは、ユダヤ人の団長に望みを託す。だが、彼はみんなのお金を持ったまま消えてしまう。電気を操る少女マティルデは団長を探しに行き、怪力の毛むくじゃら男(チューバッカみたいでめちゃかわ)、虫を操るアルビノ男、磁石人間の3人はベルリン・サーカスに雇われようと入団テストを受けるのだが……。

これね! なめてました! すみません! 敗北宣言は早いほうが良いです!
いつも私は予告を観ないんです、今回も観ていなくてポスターだけ見て「この内容なら90分以内に収められるのでは?! 140分は長いよね」とか言っていました。すみません! 長さだけじゃなくて内容もなめてました……もっとアホな映画なのかと……。だってフリークスとナチスが戦うんですよ……アホだと思うじゃないですか……。観てみたら、よく出来たイタリアの『X-MEN』でした。劇中では他のヒーローの名前で呼ばれるよ。

ベルリン・サーカスの団長フランツは未来が見える特殊能力者なんだけど、あんまりうまく使えていないみたい。周りにも家族にも馬鹿にされ、ヒットラーに認めてもらうために特殊能力者を集めているんです。でも、しょぼいとすぐ殺しちゃう。ドイツの未来が良いものであることを願いつつ、そのために取る行動が本当にだめだし情けないしで、けっこう深堀りしがいのある人物像だなと思います。

アクションシーンも見応えがあって、テンポもよく弛むことなく進んでいくのがすごくいいですね。ユーモアのセンスも、下品すぎず上品すぎずでよいし。さきに書いたとおり、アホ映画ではないので、ハードル下げて観に行った人が「予想していたより面白かった」って言うのを楽しみにしています。おすすめです。

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