メイ・ディセンバー ゆれる真実/それは確かに愛だったのだと

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メイ・ディセンバー ゆれる真実

May December/監督:トッド・ヘインズ/2023年/アメリカ

マスコミ試写で鑑賞。公開は2024年7月12日です。第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。第81回ゴールデングローブ賞では作品賞、主演女優賞、助演女優賞、助演男優賞に、第96回アカデミー賞で脚本賞にノミネート。

あらすじ:ナタリー・ポートマンがジュリアン・ムーアを演じることになります。

ネタバレはありません。

36歳のときに13歳のジョー(チャールズ・メルトン)と関係を持ち投獄され、獄中出産したグレイシー(ジュリアン・ムーア)。刑期を終えた彼女は、ジョーと結婚して暮らしていました。


映画で彼女を演じることになったエリザベス(ナタリー・ポートマン)は、グレイシーを訪ねます。エリザベスは役を掴むため、グレイシーの元夫やバイト先の店長に会うのでした。

冒頭、ジュリアン・ムーアが冷蔵庫を開けて「ホットドッグがない」と言うところで妙に大げさな音楽が流れて笑っちゃいました。というか全体的に音楽が異様にサスペンスフルで、曲調がちょっと90年代の映画みたいなんですよね。この映画、あんまり音楽を乗せない方が良かったのかも? 妙に安く思えてしまうので……。

グレイシーの得体のしれなさと不安定さは「やはりジュリアン・ムーアはすごい」と思わせるに足るものがあるなと思いましたね。私はジュリアン・ムーアが大好きなので、余計にそう思うのかもしれません。ナタリー・ポートマンも良いのに、この映画、なんで、こんな感じになっちゃったのかな? 脚本が悪いわけでもないし。まあ、音楽はあんまり良くない。それはそう。撮影については、ものすごく良いかというとそうでもないし、悪いかというとそうでもないんですよね。うーん、面白い題材と面白い切り口なのにな? 監督は『キャロル』(2015年)のトッド・ヘインズです。

年の差があって女性の方が年上、っていう映画だと、一番最近では『アイデア・オブ・ユー ~大人の愛が叶うまで~』がありますね、アン・ハサウェイの。これ観ます。

私は常々言っていますが、未成年だけは絶対にだめだと思うんです。友達でもだめだという考え方なので極端ではあるんですが、相手が(男女問わず)未成年とわかったら絶対に関わらないようにしています(そういう意味でも、Xなどのbioに「20↑」って書いてあると安心しますね。これ書いてくれるの女性しかいませんが……なぜ女性しかいないのかはわざわざ説明することでもないので割愛します)。

なので、36歳の女性が13歳の少年と不倫する、なんてもうまったく自分と一番遠い恋愛だなあと思うんです。しかも、ジュリアン・ムーアは自分が「普通に恋愛しただけ」と思っているフシすらある。そこで彼女の心情を紐解いていくのがナタリー・ポートマンになるわけなんですが、これが見事に「巻き込まれて」しまうんですよね。このあたり、なかなか面白かったです。冷静さを欠いたのか、本当に気持ちが揺らいだのかはわかりませんし、わからないように作られていると思いましたね。

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