ロボット・ドリームズ/また、きみに会いたい

アニメーション
この記事は約2分で読めます。

ロボット・ドリームズ

Robot Dreams/監督:パブロ・ベルヘル/2023年/スペイン・フランス合作

マスコミ試写で鑑賞。公開は2024年11月8日です。第96回アカデミー賞で長編アニメーション賞にノミネート。
オズの魔法使』『サイコ』『エルム街の悪夢』『シャイニング』『ビッグ・リボウスキ』など、ぱっとわかるだけでも映画ネタがかなり入っています。とくに『オズの魔法使』はガッツリなので私はにこにこしましたね。

ネタバレありの感想はこちら → ロボット・ドリームズ/僕たちは、出会いと別れを繰り返して※ネタバレあり | * FRAGILE

あらすじ:ドッグとロボットの友情物語。

ネタバレはありません。

ニューヨーク。孤独なドッグは、テレビCMで観た友達ロボットを買います。


ドッグとロボットはいろいろな場所へ行き、ふたりで遊びます。夏の終わりにはビーチへ行きました。ビーチはまずいんじゃないのか、でも、ものを食べたりしても平気っぽいから大丈夫なのかな、と思っていたところ、やっぱりダメでした。ロボットは錆びついてしまい、ビーチから動けなくなってしまいます。しかも、ビーチは翌年の夏まで閉鎖されます。なんとかロボットを助けに行こうと、ドッグはあらゆる手を尽くすのですが……。

親しい人間関係に名前をつけて、分けることはもう無意味なのではないかと思いました。ドッグとロボットはたしかに友達で、でも、ドッグから、あるいはロボットから、お互いに思うさまは恋愛関係にあると言っても差し支えないかと思うのです。さまざまな愛情の形があること、それは最近「そうなった」わけではなく、「ずっと前から」あったことなのではないか、うまく言えないけれど。

私はいつも、「親しい関係にある相手としかわかりあえない何か」が好きだと言っています。この映画においても同じで、ドッグとロボットは、お互いにしかわからない、わかりあえない何かを持っており、それがラストで響いてくるんです。ハッピーな音楽とともに。

ドッグは自由に動けるぶんロボットよりも能動的に行動でき、その行動は観客がある意味で期待するものと違ったりもします。この映画はセリフが一切ないため、ものの細やかな動きや描き込み方(たとえば、ドッグの向かいに住んでいるカップルが何をしているのか見て取れるところとか)に集中して観られます。物語は予想と違う方向に進んで行くけれど、私たちは人生においてこういった出来事を何度も何度も繰り返して経験していると思いました。これはおすすめです。

タイトルとURLをコピーしました