ペナルティループ/死ぬまで何度殺せばいいんだ

サスペンス
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ペナルティループ

監督:荒木伸二/2024年/日本

U-NEXTで鑑賞。春頃に、邦画のタイムループものにハマっていたことを思い出して、こちらも邦画のタイムループものなので観てみました。春頃に観ていた作品はこちら↓
神回/僕たちはこうして、ここから出られないままで、ずっと | * FRAGILE
MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない/また同じ一週間 | * FRAGILE
きさらぎ駅/その話は知っている | * FRAGILE
あとこれは去年観ました↓
リバー、流れないでよ/えっ、またですか? | * FRAGILE

あらすじ:ある1日を繰り返します。

ネタバレしています。注意書きはありません。

岩森淳(若葉竜也)は恋人と暮らしていましたが、ある日、彼女は溝口という男(伊勢谷友介)に殺されてしまいます。ところで、今日は6月6日、晴れ。風のない穏やかな一日になりそうです。今日の花はアイリス。花言葉は、希望です。


あれ? 伊勢谷友介ひさしぶりに観たな? なんかあったんだっけ、と思ってWikipedia見たら、2020年に大麻で逮捕されていました。今作が復帰作のようす。あと、すごくどうでもいいことなんですが、岩森の車が黄色いのは意味があるんでしょうか。黄色いアイリスの花言葉は「復讐」だそうですが……。

この映画、設定の一部がブランドン・クローネンバーグ監督の『インフィニティ・プール』(2023年製作、日本公開は2024年4月5日)に少し似ています。『インフィニティ・プール』では主人公が死刑囚側だったけど、『ペナルティループ』では逆ですね。

中盤まで仕組みの説明台詞がほとんどなく、タイムループものであることと、復讐しているということ、何度も死刑を受けさせられるプログラムがあること、くらいしかわかりません。と、書いてみてわかりましたが、台詞がないだけでちゃんと映像などで説明していました、これだけわかれば十分だと思います。台詞での説明がないこの加減、私は好きですね。観ていたらわかる。良いことです。そのほうが自然だとも思います。

伊勢谷友介も同じようにループしています。彼は若葉竜也に毎日毎日殺されているというわけ。毎日痛くて大変らしい。面白いなと思ったのは、ふたりとも記憶は保持したままのようなので(記憶を保持しないループってすごく怖いと思うけど)、あ、またっすか……みたいなかんじでなんとなーくふたりが親しくなるところです。若葉竜也も「もう殺すのはいいです、やめます」って言い出すんですが、やめられない。契約の途中でやめられないシステムだから。

ラストよりも、殺す側/殺される側として繰り返される6月6日を過ごしつつ、若葉竜也伊勢谷友介が穏やかに笑い合ったりするような関係になるところが良かったです。

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