破墓/パミョ
Exhuma/파묘/監督:チャン・ジェヒョン/2024年/韓国
U-NEXTで鑑賞。公開時、評判が良かったので気になっていたのですがスルーしちゃっていました。
あらすじ:墓を掘ります。
※ネタバレしています。注意書きはありません。
跡継ぎが代々病気にかかるという大富豪から大金を積まれて問題を解決しようとした巫堂ファリム(キム・ゴウン)とボンギル(イ・ドヒョン)は、原因が先祖の墓にあることを突き止めます。風水師サンドク(チェ・ミンシク)と葬儀師ヨングン(ユ・ヘジン)が仲間に加わって、墓を掘り返すことにするのですが……。
事前に知っていたのは、派手な儀式のシーンがあることと、日本人が関係していることです。私は韓国のホラーをあまり観ませんが(怖いので)、『哭声/コクソン』(2016年)で派手な儀式を観て、そのあと儀式ブームが起きているのかなぁと思っているところです。実際にはどうなんでしょう。昔から韓国映画には、こういう派手な儀式があったのかな。
テンポよく次々と怪異が起きるのは楽しいし、怖さという点ではそれほど怖くはないので身構えずに観られるところも良かったです。でも、怖いって思う人もいるかも? 笑いのツボが人によって違うように、怖さのツボも人によって違うでしょうし、怖くない=面白くない、っていうわけでもないなと最近思っているところです。
棺桶らしきヤバい箱の中から出てきたのが戦国武将だったので、なるほどねー、と思って「パミョ 反日」で検索したら、出るわ出るわで嫌になってブラウザを閉じました。怖がらせようとする海外の映画で日本語を聞くとなんかちょっと冷めるのかなというのもあるにはあります。ずっと「絵空事」として観てきていたのに、母国語が出てきたら急に身近になってしまうというか……。しかし、この程度の扱い方で反日と騒ぐ人って、多少いるとは思いましたけど、実際に文章を読んだりすると嫌なものですね。ともかく、映画はおもしろかったです。おすすめです。