ダーティ・マネー/殴れば痛いのはお互いさまだろ

アクション、アドベンチャー
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ダーティ・マネー

Dirty Money/監督:キム・ミンス/2024年/韓国

マスコミ試写で鑑賞。公開は2025年5月30日です。

あらすじ:汚職刑事が失敗します。

ネタバレはありません。

刑事仲間のミョンドゥク(チョン・ウ)とドンヒョク(キム・デミョン)は、中国マフィアが資金洗浄のために多額の金を密輸しようとしていることを知ります。ミョンドゥクは娘の病気の治療費、ドンヒョクはギャンブルで出来た借金の返済のため、中国マフィアを襲うことにします。計画は失敗し、多数の死者を出してしまった2人でしたが……。

計画がザルだったのでこれは上手くいくわけないなと思っていたところ、案の定上手くいかず中国マフィアからも警察からも追われる身となるわけです。拷問の描写が結構きつく(PG12)、最近、暴力描写を目にしていなかったせいもあって思わず目を逸らせてしまいました。

大金に目が眩むとろくなことがないな、というのは万国共通にあるのかもしれないです。誰が生き残れるのか、ミョンドゥクとドンヒョクはお互いを裏切るのか。娘の手術はどうなるのか、黒幕は誰なのか。設定はわりとありがちといえばありがちですが、そのぶんわかりやすいのが良いなと思いました。キャラクターも魅力的だし。

大金を強奪した犯人は自分だけれど、その捜査をしなければいけないのも自分で、必死であちこちごまかしつつ嘘をつきつつ捜査の手を逃れようとするのが面白かったです。あと、こういう系統の映画を観るたびに思うのですが、韓国って警察がまったく信用されていないですね。

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