12月の君へ/あなたにだったら振り回されても

ラブロマンス
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12月の君へ

Heavy Snow/監督:ユン・スイク/2024年/韓国

マスコミ試写で鑑賞。公開は2025年12月5日です。

あらすじ:人気俳優が転校してきました。

ネタバレはありません。

俳優になることを夢見る高校生スアン(ハン・ヘイン)が通う学校へ、人気俳優のソル(ハン・ソヒ)が転校してきました。

やがて心を通い合わせるふたりでしたが、ソルはスアンから逃げるようにまた転校してしまいます。スアンはソルに対して、友情か愛情か見分けのつかない、思春期特有のゆらぎのような感情を持っています。ソルは孤独をかかえ、スアンを振り回すような言動を取ります。自分のふるまいで、相手がどういう感情を持つのかがわかっているようです。惹きつけておいて突き放すソルの言動には、孤独だからとか、他人から理解されないがゆえにとか、いろいろと理由をつけてあげたい気にもなるんですが、それではあまりにもスアンが不憫です。

のちの展開で、ソルが他人に対してどういうつもりで近づくのかがわかるところがあり、この人はずっとこうだったんだろうか、だとしたらいつか刺されてもおかしくないのでは、と思いました。

若干わかりにくく説明もほとんどないため、こちらで自由に汲み取っていいものかどうかは迷いました。また、高校生が車を運転したりタバコを吸ったりするようすには違和感もありますし(PG12)、そもそも人気女優が田舎の高校へ転校して来ること自体がよくわかりません。たぶんそういった、現実的なことは一切考慮しない方がよいのだと思います。

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