見える子ちゃん
監督:中村義洋/2025年/日本
Amazonプライムビデオで鑑賞。Xでの評判が良かったので。
あらすじ:霊が見えます。
※ネタバレしています。
ある日とつぜん霊が見えるようになってしまった四谷みこ(原菜乃華)は、見えていることが霊にバレないようにひたすら無視をして乗り切ることにしました。
担任の先生(堀田茜)が産休に入り、気弱な雰囲気の遠野先生(京本大我)が新しくやってきます。遠野先生には、はっきり見える女性の霊が取り憑いており、みこもそれを認識するのですが、無視すると決めたので完全に無視をしていました。ところで、みこには百合川ハナ(久間田琳加)という親友がいます。どうも霊を引き付けてしまうタイプらしく、頻繁に霊障が出ていました。
生徒会長(山下幸輝)と副会長?のユリア(なえなの)が面白くて、霊媒師の真似事みたいなことをやっているんですよね。中盤の、遠野先生に何かが取り憑いているかも、というあたりからのふたりが、なんともいえず厨二病のようでニヤニヤしてしまいました。好きです、厨二病。なえなのの巫女コスプレもアニメみたいでおもしろかったな。かわいい。全体的に彼女は良かったと思います。厨二病は大人になるために誰もが通る道なので、10代の子は、厨二病だと思われたくないなんて余計なことを思わずのびのびと思春期を楽しんだほうが良いと私は思います。だって放っておいても大人になるんだからさ。子どもを満喫しようよ。
序盤から、みこが父親(滝藤賢一)のことを完全に無視しているなと思っていたんですが、父親が幽霊であるということにまでは考えが及ばずで。気づいても良さそうなのにね。なので終盤の、なえなのとふたりで話しているネタバレのシーンで初めて、あっそうか! ってなったんですよね。それで、観終わってすぐ2回目を飛ばし飛ばしで観ました。よく見ると食卓に父親の食事が置いていなかったり、仏壇があったりで、なんか、舐めててすいませんという気持ちです。面白かったです。


