#真相をお話しします
監督:豊島圭介/2025年/日本
U-NEXTで鑑賞。Mrs. GREEN APPLEの大森元貴とtimeleszの菊池風磨が主演ということで話題になりましたね。原作未読。
あらすじ:暴露チャンネルで投げ銭を稼ぎたい。
※ネタバレしています。
ビルの警備員・桐山(菊池風磨)と友人の鈴木(大森元貴)は、警備室で生配信を見ています。それは多額の報酬をかけた「#真相をお話しします」という暴露チャンネル。話し手に選ばれた人は世間を賑わせた事件の真相を話すことで投げ銭を稼ぐことができるのです。
4本の作品から成るオムニバス映画で、さきに語られる3本が独立したお話としてわりと面白いわりに、肝心の過去の物語が求心力に欠けるなとは思います。知らない配信者の真相をお話しされてもなので……。また、どの話も真相の部分がごちゃごちゃしていて、まあそう言うんならそうなんだろうねとしか言えないというのはありました。どれくらいごちゃごちゃしているかというと、公式サイトの人物相関図(完全ネタバレ)が『裏切りのサーカス』(2011年)なみに込み入っているところからもおわかりになるかと思います。
セリフでいろいろと状況を語るのが多く、復讐しようとしているところに「まさか復讐する気か?」と言うのはさすがに笑っちゃいました。まあまあ、そういう映画は多くあるので、いまさらこの映画がことさらに滑稽というわけではないです。もう、こういうの言うのやめたほうがいい気すらしますね。また、登場人物(この場合は砂鉄)がことの真相をべらべらしゃべるのも、最近減っていましたが久しぶりに観ました。『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』(2017年)でリリー・フランキーがべらべらしゃべるのを最後に観た気がしますが、記録に残していないので曖昧です。
構造的に仕方ないけれども完全にミスっているなと思うのは、謎の男として出てきた大森元貴が絶対に渡辺珠穆朗鳿であることが最初っからわかっているところです。もうちょっと桐山との絡みというか友情というか、警備室に居る正当な理由というかともかくそういったものがないと、実は渡辺でした! って言われても、知っとるな! としかならないので……。
まとめると、わりと面白いけれどもドラマだったらもっと良かったのかなというかんじです。相関図を見るついでに公式サイトをいろいろ見てみましたが、かなり気合いの入った作品だったんだなというのはわかりました。


