スペルマゲドン 精なる大冒険/さあセックスの勉強だ

ミュージカル
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スペルマゲドン 精なる大冒険

Spermageddon/監督:トミー・ウィルコラ、ラスムス・A・シーバートセン/2024年/ノルウェー

マスコミ試写で鑑賞。公開は2026年2月13日です。2026年1月3日7時24分現在、さきに書いておきますが私はこういった下ネタが(教育的な内容を含んでいても)あまり得意ではありません。ではこれから観ます。

追記:2026年1月12日現在、なんだかんだ言いながら字幕版と吹替版の両方を観ました。

あらすじ:セックスします。

ネタバレはありません。

10代のイェンスは、好きな女の子とキスした瞬間に冷静さを失ってしまいます。彼の身体の中では、精子たちが命がけの旅を始めていました。

イェンスはオタクです。夏の週末に子供たちだけで山小屋に泊まり、映画を観たりして遊ぶのが年中行事のようです。そこで1年ぶりに会ったリサとセックスすることになります。この映画はPG12指定になっています。

高校生イェンスとリサの初めての性体験と、卵子を探す精子の武勇伝、2つの物語が絡み合うアニメーション。簡潔な性愛描写・性的セリフ並びに20歳未満の飲酒の描写がみられるが、親又は保護者の助言・指導があれば、12歳未満の年少者も観覧できます。(2時間10分)

映画倫理機構(映倫) | 審査作品

子供が酔った勢いでセックスに至る描写をどう受け取るべきかという点がまず気になりました。イェンスは「春に高校を卒業する」と言っており、ノルウェーでは18歳から飲酒が可能なため法律的には問題ない設定なのかもしれません。彼が飲んだお酒は父親がソーダと間違えて渡したもので、それがわざとだったのかどうかは作中では判然としません。父親はイェンスが誰かとセックスに至ることを見越したかのように、コンドームも渡しています。

自分でも細かい指摘だと思いますが、現実では「場の雰囲気や流れでセックスに至ることはじゅうぶんに起こりうる」としても、多少なりとも性教育的な側面を含む作品であれば、正しい知識を伝えるために細部の描写にはもう少しだけでいいので配慮があってもよかったのではないかと思います。かなり考えられているなとは思うので、もう少しだけ。この映画が完全に大人向けの作品であれば、ここまで気にする必要はないです。

リサと会っていない期間もずっとイェンスは彼女のことを想っていた、という設定は良かったです。また、リサがきちんと避妊していたことが明確に描かれている点は好印象でした。イェンスの精子たちが卵子に到達し受精することを目的としており、精子たちの冒険を語っている以上、避妊の描写は中途半端にせず徹底して示す必要があります。イェンスがリサに対して「セックスで大変な思いをするのは女の子の方だ」という認識を得たのも良かったです。

なんだかうるさい親のようなことを書いてしまい少し申し訳なさも感じています。ただ、この映画をクソ真面目にすべきだと言いたいわけではありません。さきに書いた通り作品自体はかなり考えられて作られていると思っていますし、私が挙げた点も結果的には重箱の隅をつつくような指摘になってしまったという自覚はあります。最後にひとつ、私がとても気に入ったのは、卵子がめちゃくちゃかわいらしい顔だったところです。めちゃくちゃかわいい。私はまるいものが大好きだよ。

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