トゥギャザー/ずっと一緒にいたいから

ホラー
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トゥギャザー

Together/監督:マイケル・シャンクス/2025年/オーストラリア・アメリカ合作

マスコミ試写で鑑賞。公開は2026年2月6日です。

あらすじ:身体がくっつきます。

ネタバレはありません。

ミュージシャン志望のティム(デイヴ・フランコ)と教師のミリー(アリソン・ブリー)。ふたりはミリーの転勤のため、住み慣れた街から田舎の小さな町へ引っ越します。ある日、森の中で突然の大雨に遭い地下の洞窟で一夜を過ごすことに。幸い、洞窟からは出られたものの、次の日からティムが異常行動を取るようになります。

この映画を観て、ふたつのことが頭に浮かびました。そのひとつが、以前から考えていた恐ろしい宇宙人を表す方法です。人間の身体のパーツがめちゃくちゃに組み合わされている姿というのが私にとってはいちばん怖いかもなと思っていました。たぶんそれって不気味の谷現象と同じだと思います。もうひとつは、「かいぶつになっちゃった」という絵本です。

森の奥の屋敷に大きな怪物がいるという噂が広まります。それを恐れた森の動物たちは身を守るためお互いにくっつき合い、身体を大きく見せようとして屋敷へむかいます。ところが結果的に全員がひとつに結合してしまい、自分たち自身が「怪物」になってしまう、という物語です。私はこの絵本が大好きですが、同時にトラウマにもなっていて「皮を剥がされた動物をぎゅうぎゅうにカゴに入れたらくっついてしまう」と思い込んでいました。皮が剥がされた動物、と連想したのはたぶん毛皮のコートなどの作り方を知ったせいですね。このことを考えると、今でもとても怖くなってしまいます。

脱線しました。『トゥギャザー』はそういった教育的なおとぎ話ではなくて、恋愛によって他人との距離が近づくと、精神的にも肉体的にも離れたくないと感じることそのものについて描いています。なので前半に少しある心霊っぽい部分は全体のトーンやテーマと合っていないと思います。身体がくっつき始めたあたりからの生理的な気持ち悪さはとても良かったです。やっぱり、人体のパーツがありえないくっつき方をしていると嫌な気持ちになりますね。好き。身体がどんどんくっついていく描写は、本人たちは大変そうだけれど観ているこちらはちょっとおもしろくなってきちゃうところも良かったです。

そして、どうにか結合を避けようとしたり、結合してしまった部分をふたつに分けようとしたりと奮闘するようすが、ときに恐ろしく、ときに滑稽でした。最近ホラー映画に慣れてきて、あんまり怖いと思わなくなって来た私ですが、今作は、ちょっと本当にやめてほしいと思うシーンがあったり、うわって声が出ちゃったシーンがあったりして好きです。ティムとミリーが実生活でもパートナーなのがいいですね。

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