ARCO アルコ/君はずっと、ずっと未来のどこかから

SF
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ARCO アルコ

Arco/監督:ウーゴ・ビアンヴニュ/2025年/フランス

マスコミ試写で鑑賞。公開は2026年4月24日です。

あらすじ:空から少年が落ちてきました。

ネタバレはありません。

未来の世界。10歳の少女イリスは、虹色の少年アルコが空から落ちてくるのを発見します。

映画情報サイトのあらすじには「気候変動により荒廃した2075年の世界」と書いてあるんですが、私の印象では荒廃というより順応というほうが合っているかなと思いました。家は透明なドームで覆われていて、外が荒天でも室内では快適に暮らせています。イリスの両親は遠くで暮らしているらしく、ホログラムとして登場します。赤ちゃんもいて、その世話はベビーシッターのロボット、ミッキが甲斐甲斐しくこなしています。若干の手塚治虫っぽさを感じる設定です。

少年アルコの服装がかなり奇抜なので、最初はアート系のアニメなのかなと思っていましたが、実際にはかなりしっかりしたエンターテインメントでした。どこか懐かしく、親しみやすいデザインであること、少年少女の物語であること、そこにSFの要素も重なっていて、観ていて楽しくなるものがたくさん詰まっていました。虹色の服を着て額からビームを出しながら飛ぶ少年、と言うと、何?? ってなりますよね。私も最初、何?? ってなりましたがすぐ慣れます。

アルコがどこから来たのかは明かされず、でも未来であることは間違いなくて、彼も最終的にはやはり元の時代に戻りたいという気持ちが強いです。タイムトラベルものでよくある、未来へ飛べないなら、過去に来たあとで元の未来に戻ることも出来ないのでは? という問題は無視してください。この映画はそれを無視するタイプの作品でした。大丈夫です。

イリスがこの後どういう人生を歩んだのかとか、アルコが間接的に世界を変えてしまっていることについてなどはほのめかされるものの明かされないままですが、そういう、映画で語られなかった先の未来についても思いを馳せることができました。おすすめです。

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