億万長者の不都合な終末/ごめんなさい、私、お金持ちなの

スリラー
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億万長者の不都合な終末

Rich Flu/監督:ガルデル・ガステル=ウルティア/2024年/スペイン・チリ・アメリカ合作

マスコミ試写で鑑賞。公開は2026年6月19日です。

あらすじ:金持ちを襲う流行病。

ネタバレはありません。

キャリア優先で家族を省みなかった、重役プロデューサーとして働くローラ(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)はある日、ひょんなことから大金持ちになります。そんな折、富裕層のみが罹患する奇病が流行し……。

お金持ちかどうかをウイルスがどう見分けているのか、そもそもそれはウイルスなのか、金持ちというのはいくら以上の資産を持っているかで決まるのか、それとも任意の集団の中で相対的に貧乏か金持ちか、ということなのかどうかはまったくわかりませんが、とにかく、お金をたくさん持っている人は歯が光って死ぬんですね。歯が白く、ピカーと光って死ぬ。こうやって書くととても間抜けだし、実際観ても間抜けなのですが、ふざけているようすはないのです。あくまでもブラックユーモアとして行っており、にじみ出る面白みがあったとしても、とぼけて笑わせようという意図は感じませんでした。金銭的に余裕がある人って歯が綺麗なので、そこをいじりたかったんだなと思います。他人のものであっても、冗談を説明するのってなんだか恥ずかしいですね。

あきらかにコロナ禍の物語ですが、「金持ちが死ぬ」という設定に、前作『プラットフォーム』(2019年)からの流れを明確に感じます。なお、『プラットフォーム2』(2024年)は未見です。いずれにせよ、ワンアイデアで貫き通したのは根性があって立派だと思います。後半の展開とオチはけっこう好きですね。あまり、とんでもない金持ちをご存じないのか、金持ち描写の解像度が低めなところは気になりました。

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