ロングウォーク/歩き続けろ。

ディストピア
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ロングウォーク

The Long Walk/監督:フランシス・ローレンス/2025年/アメリカ

マスコミ試写で鑑賞。公開は2026年6月26日です。スティーブン・キング原作。実際に歩きながら映画を観る試写会が行われていましたね。

あらすじ:歩き続ければ賞金がもらえます。

ネタバレはありません。

近未来のアメリカでは、「ロングウォーク」という競技が国をあげて開催されています。ルールは単純で、50人で歩き続け、最後のひとりになれば莫大な賞金となんでも願いを叶えてもらえるというもの。青年レイ(クーパー・ホフマン)もこの「ロングウォーク」に参加するのですが……。

あらすじに「願いを叶えてもらえる」とある場合、ほとんどのケースで悲惨なことになりませんか。それはともかく、とにかく歩きます。「時速4.8キロをキープすること」「速度が下回ると警告開始」「3つの警告で即死」「最後の1人になるまで歩き続けること」の4つのルールがあり、青年らは武装した軍隊に周りを囲まれながら歩いていくのでした。

レイが母親にスタート地点へ送ってもらうところから始まり、回想シーンもほとんどないので、本当にずっと歩いているんですよね。このゲームについて、観客が疑問に思うようなところは序盤で解決していきます。水や食料はもらえるみたい。トイレはどうするのかとか、睡眠はどうするかとかも序盤で見せてくれるのでありがたいですね、トイレはね、トイレは……この映画、ゲロを吐くシーンがありそうで、ないんですが、トイレは……!

全編通してひたすら歩いているだけなのに、ドラマがあってとても良かったです。むしろゲームのルールがシンプルであるがゆえに人間ドラマが引き立つ感じがしました。キャラクターも印象的でした。こういうところ、スティーブン・キングすごいなと思います。また、ものすごいパンチラインを繰り出す人物がいて、思わず変な声が出ました。あの台詞は常人には思いつかないですね、かっこいい。私も言いたい。

後半にはけっこう胸に来るシーンがいくつもあって、しみじみとして泣いてしまいましたね。私が涙もろいだけか、みんなもあれは泣くのか知りたいところです。銃殺がシンプルでありながらかなりグロテスクなところも良かったです。これR15+なのでね、かなりですよ。爽快感のないグロ。いっこもスカッとしないの。おすすめです。

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