ブリング・ハー・バック/私の大事なあの子のために

ホラー
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ブリング・ハー・バック

Bring Her Back/監督:ダニー・フィリッポウ、マイケル・フィリッポウ/2025年/オーストラリア/※この記事には広告リンクが含まれます。

マスコミ試写で鑑賞。公開は2026年7月10日です。先に書きますがおすすめです。
TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』(2022年)のダニー・フィリッポウマイケル・フィリッポウ監督最新作です。

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あらすじ:里親がおかしい。

ネタバレはありません。

父親をなくした兄アンディ(ビリー・バラット)と妹パイパー(ソラ・ウォン)は、里親ローラ(サリー・ホーキンス)の元で暮らすことになりました。

儀式系ホラーであることはすでに明かされています。多いですね儀式系ホラー、本当に増えた。今作の良かったところは、儀式の内容について事細かに説明をするようなことがなかったところです。なんかやってるの、なんか不穏なんだよ。言葉を発しない子供オリヴァー(ジョナ・レン・フィリップス)がいて、ローラになにかされている。それだけで良いんですよね。「この白い線から先に出ると危ない!」みたいなセリフすらない。なくていいという判断があったんでしょうね。白い線、引いてあったらまあ、だいたいそこから出ると危ないので。

相変わらず、監督が誰であるか以外の内容を知らずに観たもので、サリー・ホーキンスが出てきたときにはとても身構えました。そして予想通りに、サリー・ホーキンスの確かな演技力によって物語の説得力と不気味さが増し、作品を支えているように思いました。あまり彼女の出演作をたくさん観ているわけではありませんが、印象として、ものすごく演技がうまいというふうに思っています。そういう俳優に、全力で「怖い」をやられたら、そりゃ怖いですよ。また、痛いシーンがとんでもなく痛くて思わず目を逸らしました。しばらくは、さけるチーズが食べられません。

私はとにかく、兄アンディが不憫すぎて気の毒でした。ローラの家に初めて行ったときの彼女の態度も含めて、観客の気持ちをアンディに向かわせる流れが作られていたように思います。無視されたり、ないがしろにされたりする彼の姿を見ていると、悪い子ではなさそうなのに、なんだかかわいそうだなと思ってしまう。まだ何も怖いことは起きていないのに、観る者の気持ちをアンディに寄り添わせるところまで持っていかれた時点で、映画の導線としてはかなりうまかったのだと思います。

不勉強で大変恐縮ですが、妹を演じたソラ・ウォンは実際に視力に障がいがあるんですね。こんな記事がありました。かっこいいね。

いじめを理由に白杖(はくじょう)を使うのをやめたソラちゃんですが、めげることなく、障がいを持っていてもなんでもできる!とさまざまなことに挑戦し、成し遂げてきました。

挑戦を恐れない、視覚障害を持つ学生、ウォン・ソラちゃん(#9 バイリンガルChitchat) | SBS Japanese

この映画を観てから感想を書く前に、ひとやすみしようとベッドで横になっていたところ、たまに起きる激しい入眠時麻痺に襲われてとても怖かったです。耳鳴りがして視界が真っ白になり、身体が麻痺するんです。まあ金縛りなんですが、そういった、映画そのものからは離れたところでも怖い出来事があると、どうしても繋げて考えてしまいますね。さきにも書きましたが、おすすめです。

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