東京逃避行
TOKYO STRAYERS/監督:秋葉恋/2026年/日本
U-NEXTで鑑賞。『炎上』を観ようと思ってU-NEXTを開いたら、設定が似ているのではないかと思われる『東京逃避行』が目についたので観てみました。
あらすじ:半グレに追いかけられます。
※ネタバレしています。
女子高生の飛鳥は、ネット小説「東京逃避行」を読んで歌舞伎町へやってきました。
10代のことなどわかるはずもないので、今日び、家出をして治安の悪い街の汚い道路に座るきっかけとして機能するほどネット小説が流行るなんてことはあるのでしょうかと疑問でした。監督は、自身の体験を元にして脚本を書いたそうですが、誰の立場で経験したかで映画の見方も変わりそうです。飛鳥が、日和(「東京逃避行」の作者といわれる子)と出会ってすぐに子ども食堂へたどり着くことができているのも、そこにエドという元ホストが居ることの意味を考えたとしても若干無理がある気もしてしまいます。エドより先にメリオ(子供たちを売春させている若者)と会う方がなんとなく自然なのかなと……。
全体的にエモーショナルに振っていて、そこで人の心をぐっと掴むシーンを撮りたいのかなという意図はすごく伝わってきます。ただ、カメラワークがダサくてアップの絵が多くて、うまく出来ていないように思いました。エモシーンは2回ほどあります。これらが私の心を掴んだかというとそうでもないので、さきに書いたとおり「意図は伝わる」という感想にしかなりません。
結論として、私からは「『設定』だけがあって『物語』がない映画」という感想で終わりたいと思います。


