ホーム スイート ホーム/いつか、未来で

コメディ
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ホーム スイート ホーム

Home Sweet Home/監督:吉川鮎太/2026年/日本/©2026映画『ホーム スイート ホーム』製作委員会

試写鑑賞。公開は2026年9月4日です。脚本家・演出家の金沢知樹が2006年に発表した舞台「HOME SWEET HOME」の映画化です。

あらすじ:未来から子供がやってきた。

ネタバレはありません。

煎餅屋を営む一郎(八村倫太郎・WATWING)のところへ、彼の息子だという英郎(増子敦貴・GENIC)と孫だという史郎(駒木根葵汰)がやってきます。

大変よく出来ていて満足感の高い映画でした。ちょうど今日(2026年8月22日)のお昼の番組で主演の八村倫太郎がこの映画の紹介をしており、気になったので観たという経緯です。もとは舞台作品ということで、場所は家の中からほとんど動きません。何も知らずに観たとしても「これは舞台がもとなんだろうな」と分かるような雰囲気はあります。登場人物が一室に集まり会話のやりとりによって話が転がり、また、時代を行き来しつつ状況が刻々と変化していく、テンポがとても良かったです。

何度も声を出して笑いましたし、感動的にしようとしているところでは素直にほろりときました。ほろりの方は、人が泣いていたら私も泣いてしまうのであまり自分の感性に自信は持てませんが、笑うことについては、場とセリフと演技が絶妙に「いい感じ」にハマっていたと思います。

一郎の息子、英郎を演じている増子敦貴が初登場時から最後まではちゃめちゃに可愛らしく、雷が落ちたような気分でいました。観終わって少し調べたら、舞台『千と千尋の神隠し』のハクを演じていたんですね。なるほど。なるほどね!!

ただ、1999年の描写には疑問が残ります。ブラウン管テレビ、黒電話、鏡台、オレンジ色の花柄のポット。画面の色まで黄色がかっていて、過去を描いた別の映画を想起させられました。実際、1999年にはすでに携帯電話はありました。もちろん、ブラウン管テレビや黒電話を使っていた家もあったでしょうし、古くから続く下町の煎餅屋なので、昔の家具や家電が残っていること自体はおかしくありません。それでも、ひとつひとつの小道具と画面の色が合わさることで、実際の1999年よりもずっと昔に見えてしまいます。時代考証をしていないわけはないので、分かりやすく「過去」を示すための演出だったのかもしれません。これは好意的に考えた場合です。私には、そこだけ最後まで違和感が残りましたが、とても面白い映画ではありましたので、おすすめです。

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