三日葬 / サミルチャン/悪魔の容れ物

ホラー
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三日葬/サミルチャン

사흘/Devils Stay/監督:ヒョン・ムンソプ/2024年/韓国

マスコミ試写で鑑賞。公開は2025年7月25日です。

あらすじ:娘の葬式。

ネタバレはありません。

心臓外科医のチャ・スンド(パク・シニャン)は、娘ソミ(イ・レ)の手術を成功させます。ところが、ソミがなにかに取り憑かれたため、家族はパン神父(イ・ミンギ)に悪魔祓いを依頼しました。悪魔祓いのおかげで一度は正気になったソミでしたが、すぐに亡くなってしまい……。

韓国の葬儀の多くは、3日葬(サミルチャン)と呼ばれる葬儀です。その名のとおり、3日間かけて葬儀が行われます。

3日3晩弔問客を迎え入れて食事を振る舞うもので、日本での葬儀と比べると遺族の負担が大きいといえます。基本的には1日目は各所への連絡などの準備、2日目は日本でいう通夜、3日目が告別式となります。喪服を着るのは2日目からで、故人の8親等以内の親族に正装が求められます。

韓国式の葬儀は3日間が基本 全体の流れや日本と異なる参列マナーとは|小さなお葬式

いきなりクライマックスみたいな様子でたいへん引き込まれました。いきなりクライマックス、乱暴だなと思うときもあるけれど、人の心を掴むにはうってつけですね。意外にも(?)パン神父によるアクションシーンもあって楽しめました。最初にこの映画を知ったときは、また儀式ものか……多すぎませんか……とちょっと敬遠しちゃったのですが、観てよかったですね。おもしろい。カット割りとか撮り方とかもおもしろみがあって良いです。

絶対に娘を生き返らせたい父親 VS 絶対に悪魔を蘇らせたくない神父、という対立も、今までにあんまり観たことがなく(そもそも私はホラー映画をあんまり観ないので母数が少ないんだけど)、興味深くもあるし、ホラー映画というジャンルの奥深さすら感じました。私はもともとオカルトがあんまり得意ではなく、たぶんそれって宗教的な事柄が私の中にあるわけではないから、あまりに他人事すぎるというのもあるのかなと思うんです。例えば『ジェーン・ドゥの解剖』(2016年)をそれと知らずに観て、オカルトだとわかったときにちょっとがっかりしたこともあったので……。ただ、最近は、見慣れてきたこともありオカルトはオカルトで楽しいなということもわかってきました。成長。

ラストはちょっと弱かったかなとは思います。でもこれは好みの問題だと思うし、最初からクライマックスまでのおもしろさがラストに勝るので、全体的に見たら良い印象が強く残りました。

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