CROSSING 心の交差点/あなたをずっと探し続けて

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CROSSING 心の交差点

Crossing/監督:レヴァン・アキン/2024年/スウェーデン・デンマーク・フランス・トルコ・ジョージア合作

マスコミ試写で鑑賞。公開は2026年1月9日です。

あらすじ:姪を探しにいきます。

ネタバレはありません。

元教師のリアは、行方不明になったトランスジェンダーで姪のテクラを探すため、テクラの友人だと言う青年アチとともにジョージアからイスタンブールへ行きます。

ふたりは娼婦が住んでいる街を中心に人探しをするわけですが、なかなか思ったようにはいきません。あるとき、自身もトランスジェンダーである弁護士エヴリムと出会ったふたりは、彼女の力を借りてテクラを探します。

リアが何歳の設定なのかはわかりませんが、若くないことだけは確かです。リア役の俳優、ムジア・アラブリは71歳でした。アチ役のルーカス・カンカバは今作が長編デビューなのか、生年月日を調べてもわからなかったです。まあ細かいことはおいといて、ともすれば親子以上に年の離れたふたりが徐々に親しくなっていくようすは観ていてとても心地良かったです。特に、他人の結婚式で踊るところは多幸感にあふれていました。

私にとってイスタンブールは未知の土地だし、これまで訪れた国や地域でもストリートチルドレンを実際に見たことはありません。そのためか、物語の脇役として登場するストリートチルドレンらしき2人組の姿が強く印象に残りました。道案内をしたりバラを売ったり弾き語りをしたりと、ふたりはいろいろな方法でお金を稼ごうとします。ゴミをあさっても大人から邪険にされても、なお笑顔を見せるふたりを見て、かえって「作りもののようだ」という強烈な違和感を覚えました。「作りものであってほしい」というほうが正しいかもしれません。「良かった、病気の子供はいないんだ」ってやつです。この2人組、物語の終盤で何者なのかがわかるのですが、私が想像していたより家庭環境が深刻に壊れていました。そして、こんな子供たちは世界にいくらでもいるのでしょう。リア、アチ、エヴリムの3人の物語を縦横につないでいく子供たちの人生に、せめて幸多かれと願わずにはいられません。

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