対外秘/政治はとにかくカネが要る

サスペンス
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対外秘

대외비/The Devil’s Deal/監督:イ・ウォンテ/2023年/韓国
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マスコミ試写で鑑賞。11月15日(金)シネマート新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷 他全国公開。

あらすじ:政治家とギャングがズブズブ。

ネタバレはありません。

1992年、釜山。大韓民主党の公認候補を約束されたヘウン(チョ・ジヌン)は、総選挙への出馬を決意します。ところが、釜山の陰の実力者、スンテ(イ・ソンミン)は、公認候補を自分にとって都合よく動く、他の男に変えてしまいます。


怒ったヘウンは無所属として出馬しますが、選挙には大量の資金が必要になります。そこで、ギャングのピルド(キム・ムヨル)や開発会社のチョン社長(ウォン・ヒョンジュン)を味方に引き入れて資金提供を受けるのでした。

物語の序盤から政治とカネの問題がガッツリと全面に出てきて面食らいました。特に、投票日前夜に行われている一連の不正には呆れ果てるばかりです。一応この映画はフィクションですが、本当に政治(選挙)がこんなかんじに動いているのだとしたら、私たちのような一般市民はひたすらエサにされるだけです。何を信じたらいいのか、誰だったら本当に自分たちを救ってくれるのか、住んでいる国がどう変化するのかもわからないまま。

ちょうど先日鑑賞したブータンの映画『お坊さまと鉄砲』も選挙の話でしたが、こちらは優しい物語だったため、選挙について理解し投票へ行くことの大切さをあらためて学ぶきっかけになりましたが、『対外秘』は完全に逆を行く物語なので、政治家への不満が噴出しそうでした。短期間で同じテーマの、相反する内容の映画を(選ばずして)観るのって面白いですね。

巻き込まれ型サスペンスと言って差し支えないのかわかりませんがとにかく、最初は国民のために当選を信じていたヘウンが、どんどん裏の世界や闇取引に足を突っ込んでいくさまは、彼の危うさと焦り、プライドや野心が透けて見えるようでした。チョ・ジヌンが割とお人好しっぽく見える風貌なので余計に危なっかしさが強調されるようにも思います。

鉄パイプを使ったアクションシーン、というか暴力シーンがなかなにえげつなくて良かったです。リアルな痛みがありますね。レーティングがGなので、観る前には、暴力とかないのかな、ちょっとぬるく感じてしまうかも、と思っていたため、意外性があってよかったです。これPG12にしてもいいような気さえしました。血がたくさん出るわけではないんだけどね。

私は、ミュージシャンの伝記映画と韓国の社会派サスペンスはあまり合わないので観るのを避けています。でも『対外秘』は面白かった、話がわかりやすいおかげかも知れません、映画の食わず嫌いって良くないですね。

ちょっと意味がわからないシーンがあって、わかる方教えて欲しいのですが、風俗店で競馬をしてセックスしてお金をもらうシーン、あれは何をやっているんですか? 「韓国 風俗 競馬」で検索しても出てこなくて。

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