スパイダー 増殖/その暗闇に潜むもの

ホラー
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スパイダー/増殖

Vermines/監督:セバスチャン・ヴァニセック/2023年/フランス

マスコミ試写で鑑賞。公開は2024年11月1日です。撮影に本物の蜘蛛を約200匹使ったとのこと。

あらすじ:毒蜘蛛がいっぱいで怖いです。

ネタバレはありません。

パリ郊外のアパートに住むカレブは、なじみの店で珍しい毒蜘蛛を買います。


帰宅したカレブは、とりあえずスニーカーの箱に毒蜘蛛を入れて置いていたのですが……。

カレブはエキゾチックアニマルが好きなんですね。蜘蛛に対して嫌悪感を見せなかったので、あれっ? と思っていたところ、彼の部屋にはヤドクガエルからヨロイモグラゴキブリ(たぶん)まで様々な種類の生き物が入った水槽が置かれていました。私もエキゾチックアニマルが好きですが、カレブはハードめな愛好家だなと思います。私が飼育したことがあるのは、せいぜいヘビやハリネズミくらいだったので……(タランチュラを飼おうとしたことはありますが)。

カレブは、エキゾチックアニマル愛好家だったら絶対にやってはいけない、「逃がす」をやってしまうわけです。本来、その場所に生息していない生き物を故意ではないとはいえ逃がすことは、生態系を破壊することに繋がるし、本当にダメなんですよ! わかってるでしょ、カレブくん! でも映画としてはカレブが毒蜘蛛を逃さないとお話が進みませんので、あんまり彼を責めるのはやめましょう。

映像の色味や撮り方が私には結構おもしろく見えました。また、音楽も私が好きなタイプのもので良かったです。いくらエキゾチックアニマル好きでもコレは無理だわ、というヤツが出てきたり、いろいろあってカレブが濡れ衣を着せられるところなどはフランスの低所得者層に対する偏見からきたものかな? と思ったり。

本当に今ここに書く話ではないとは思いますが、昆虫系映画で本物を使っているすごい作品があるので書きます。『スパイダー/増殖』が本物の蜘蛛を使っている、ということから連想したので書きます、いや、蜘蛛じゃなくてアリだし、蜘蛛はそもそも昆虫ではないので私としては一緒に語るのは若干気になるところではありますが、書きたいから書きます。言い訳がましい。

友人に紹介されてまんまとソフトを買いました(配信はありません)、『フェイズIV 戦慄!昆虫パニック』(1974年)。監督はグラフィックデザイナーのソール・バスで、唯一の長編監督作品となります。なんでこの映画を撮った? しかも1本だけ撮ったのがこれ? と不思議に思うことうけあいのSFホラーです。トレーラー置いておきます。


これね、何がすごいって、本物のアリを使っているのですが、アリたちが演技しているようにしか見えないんです。細やかな演技をする(ように見える)アリの姿をこれでもかと映したあとで容赦なくぷち殺すのがなんとも……。どうやって撮っているのかさっぱりわからない凄さがあります、これは文章で書いても伝わらないかもしれないです。私には限界があります。興味を持たれた方におかれましては、現在(2024年10月7日21時)AmazonではDVDが1,000円くらいで売っているので、お早めにどうぞ。

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