愛がきこえる
不説話的愛 Mumu/監督:シャー・モー/2025年/中国
マスコミ試写で鑑賞。公開は2026年1月9日です。
あらすじ:ろう者の父と聴者の娘。
※ネタバレはありません。
ろう者の父シャオマー(チャン・イーシン)とともにろう者のコミュニティで育った7歳の少女ムームー(リー・ルオアン)。ある日、5年前に離婚して出ていった母シャオジンが、ムームーの親権を取り戻そうとやってきます。
親権をめぐって裁判で争うことになったシャオマーでしたが、弁護士費用がありません。ホテルの清掃の仕事を得たものの、耳が聞こえないことでクレームが多発し、クビになってしまいます。切羽詰まったシャオマーが知り合いから紹介された「稼げる仕事」は、保険金詐欺でした。
2025年(これを書いている現在は、2025年12月13日21時03分です)、ろう者の映画を3本観ました。1本目は、ろう者とクルド人について描いた『みんな、おしゃべり!』(2025年)、2本目はラブロマンスの『君の声を聴かせて』(2024年)、3本目が本作です。
やや過剰ともとれる演出が特徴的で、とにかくムームーがかわいらしく撮られています。これでもか! これでもか! とムームーの笑顔のアップが映り、大粒の涙をぽろぽろと流しながらシャオマーに会いたがるようすがまたかわいらしく、なんと天使の羽根を背負ったムームーまで出てくるという念の入れようです。シャオマーがいかにムームーを愛しているか、ムームーがいかに素晴らしくかわいらしい子供であるかが伝わりすぎるほど伝わってきてキラキラしてるんですよね。そんな多幸感にあふれたようすと、シャオマーが関わっている闇ビジネスのようすが雲泥の差で、天国と地獄を行き来しているかのようでした。内容については、感じ方の分かれる部分もあるかもしれません。


