MONOS 猿と呼ばれし者たち/子供版『地獄の黙示録』

クライム
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MONOS 猿と呼ばれし者たち

Monos/監督:アレハンドロ・ランデス/2019年/コロンビア・アルゼンチン・オランダ・ドイツ・スウェーデン・ウルグアイ・スイス・デンマーク

この記事は2021年に書いたMONOS 猿と呼ばれし者たち/子供版『地獄の黙示録』 | 映画感想 * FRAGILEを修正し転載したものです。

シアター・イメージフォーラム シアター2 D-8で鑑賞。

あらすじ:子供のゲリラがいました。

ネタバレしています。注意書きはありません。

役者の身の安全がまったく担保されていないので、本当に死ぬぞ?! というシーンがあってびっくりした。私は『地獄の黙示録』(1979年)を観ていて「誰か死んだのでは?!」と思ったのだが、『MONOS 猿と呼ばれし者たち』も、誰か死んだのではないかと思った。ちなみに、私が「人が死んだのではないかと思った3大作品」は、『地獄の黙示録』、『ヤコペッティの残酷大陸』(1971年)、『アポカリプト』(2006年)である。

映像表現は本当にすばらしくて、印象的なシーンがいくつもあった。雨のシーンが多く(熱帯雨林だからね)、温度と湿度を感じる。ぐっちゃぐちゃに泥だらけなのに美しいという不思議な感覚がある。

最初主人公だと思って観ていた登場人物が突然死んだのでめちゃくちゃびっくりした。そう思うと主人公らしい主人公はおらず、子供らはひとまとめにされているように思う。ここで終わったら完璧というタイミングで終わるのもよかった。牛のシーンがまためちゃくちゃびっくりした。牛殺したのかな、殺したんだよね、だってあれどう見ても作り物ではない……。人が死んだのではと思ったシーンは川のところで、どんぶらこ! ってなってて、え? マジで?! ってなった。

私は子供のことを無垢とは思っておらず、無垢がゆえに残酷になるというのもあんまりぴんとこない。無垢と言ってしまうことは、子供にいろんなものを託しすぎ、背負わせすぎなのではとも思う。子供は単純に残酷なものだ。

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