フロッキング/嘘をついているのは、誰だ。

サスペンス
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フロッキング

Flocking/Flocken/監督:ベアータ・ゴーデーレル/2015年/スウェーデン

U-NEXTで鑑賞。Xで流れてきたので。内容をまったく知らずに観ました。2016年・第29回東京国際映画祭ユース部門(TIFFティーンズ)上映作品。実話ベースの物語です。なお、犬ではありませんが、動物についてショッキングな描写があります。

あらすじ:少女がレイプされます。

ネタバレしています。注意書きはありません。

スウェーデンの田舎町。15歳のジェニファーは、アレックスという同級生の少年から性加害を受けたと告発します。


噂はあっという間に町中に広がり、疑惑を否定したアレックスの言い分をみんなが信じます。ジェニファーは嘘つきで、誰とでも寝る女という扱いをされてしまうのでした。

町中がアレックスの肩をもつのは、彼とジェニファーがたびたびトイレでセックスをしていたからでしょう。いつもは(おそらく)合意の上であった性行為を、「その日」だけジェニファーが「レイプである」とし、告発したのです。「おそらく」を括弧書きにしたのは、たった15歳の子供が、性行為をするさいに合意を取り付けるとは思えないからです。成人だって難しいのに。

あえてリンクは貼りませんが、私の『トガニ 幼き瞳の告発』(2011年)や『最後の決闘裁判』(2021年)の感想などからだいたい想像つくと思います。子供のころの私に何があったか、ということを。だから、こういう内容の映画を観ると、たぶん私は深く傷つくんですよね。大人になって、子供の頃の記憶が薄れていっても、完全に「なかったこと」に出来るわけではない。映画の感想のために、何があったのかを書くことは自傷行為と同じだとは思います。

結構しんどい映画ですし、不穏な空気であったり描写であったりが強く心に残るなと思いました。人によっては退屈だと捉えるかもしれないな、とも思います。

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