ユージュアル・サスペクツ/兵どもが夢のあと

サスペンス
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ユージュアル・サスペクツ

The Usual Suspects/監督:ブライアン・シンガー/1995年/アメリカ

U-NEXTで鑑賞。大学生くらいのときに一度観て、ラストが強烈すぎてそこしか覚えていませんでした。

あらすじ:密輸船爆発事件が起こるまで。

ネタバレしています。注意書きはありません。

マフィアの密輸船が爆破され、多くの人が死にました。


その事件の6週間前。ニューヨークの警察署では、銃器強奪事件の面通し(容疑者を並べて事件の関係者に見せ、誰が真犯人か見分けさせること)のため5人の容疑者が集められていました。

体の左側に麻痺のあるヴァーバル・キント(ケヴィン・スペイシー)は、密輸船爆発事件の唯一の生き残りとして取り調べを受けるのですが……。

私は記憶違いをしていて、キントが語るのは他の映画の引用だと思っていたんですよね。でも、キントが警察署をあとにしてから、関税局捜査官のクイヤン(チャズ・パルミンテリ)が身の回りのものを見てキントが真犯人であることに気づくまでの流れははっきり覚えていたので、自分の記憶力なんて大したものじゃないなーって。もしかしたら、他の映画を引用している『ユージュアル・サスペクツ』みたいな構成の映画があるのかも? その映画と混同した? いや、ただの記憶違いです。

友人が、この映画をデートで観たときの話をしてくれたことがあります。彼女は人に紹介された男性とデートで『ユージュアル・サスペクツ』を観に行き、あまりの衝撃にその後の食事を断って、ひとりでもう一回観たそうです。わかるわ。そうなるの、わかる。こんな面白い映画を観せられちゃったらね。

今回の記事のタイトル、「悪魔を恐れぬ方法は、自身が悪魔になることだ」と迷ったんですけど、これだとタイトルからネタバレくさいのでやめました。とはいえ、30年近く前の傑作にネタバレもなにもないかな。この映画を観たことがなくても、「カイザー・ソゼ」という名前を知っている人は多いだろうと思いますし。

最近の映画を批判するわけじゃないけれど、体感的にここ10年くらいの大きい映画って実話ベースの作品がすごく多いように思うんです。映画になりそうなとんでもない出来事や、ものすごい人物がいるからでしょう、でも、なんか「置きに行っている」気もしてしまいます。実話ベースにしておけば間違いないっていうか。『ユージュアル・サスペクツ』みたいな、脚本のよさと演技のよさで殴ってくる映画、減った気がしませんか。いやいやもちろんね、完全オリジナル脚本で面白い映画、あると思いますけど、今ぱっと出てこないな? この話、このへんでやめておかないと燃える気がするな?

ところで今、ちょっと調べたら、2023年にケヴィン・スペイシーは彼が犯した罪の一部について無罪判決が出ているんですね。性犯罪を軽くとらえる気持ちはまったくないと前置きした上で書きますが、ケヴィン・スペイシー、あんた本当にもったいないよ。名優なのに。もう銀幕には戻ってこなくていいけど……。

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