セレステ∞ジェシー
Celeste and Jesse Forever/監督:リー・トランド・クリーガー/2012年/アメリカ
この記事は2013年に書いたセレステ∞ジェシー/女は離婚してからが本番です | 映画感想 * FRAGILEに加筆修正し転載したものです。
シネクイントで鑑賞。完全スルーしていたのですが、『アンチヴァイラル』を見に行ったときの予告で気になったので。バツイチとしてはですね……見過ごすことができなかったというかですね……。結婚と離婚の話ですが、生活感はあんまり絡んでこず恋愛寄りです。下品な下ネタあります。
あらすじ:離婚して親友になりました。
※ネタバレはありません。
キャリアウーマンのセレステ(ラシダ・ジョーンズ)と売れないアーティストのジェシー(アンディ・サムバーグ)は、ずっと親友でいられるように離婚を決めた。しかしふたりは別居しても隣同士に住み、毎日一緒に過ごす仲だった。
相手が居ることなので、自分のプライベートについてあれこれと書くのは良くありませんが、前提としてわたしは1年以上前に離婚しておりまして、いまは元主人と友人として良好な関係を保っていると思います。離婚してお互いちょっと生活が落ち着いたときが一番仲良かったかもしれません。
で、これは愚痴なんですけれど、離婚するかしないかっていうときに、あまり親しくない独身女性が「結婚したときは好きだったんでしょ、なんで別れるの? 離婚するんならなんで結婚したの?」と聞いてきたことがあって、なんだかなと思ったものです。じゃあバツイチ女だったらわたしの気持ちもわかってもらえるかというと、そうでもない。会社のバツイチ女から「それくらい我慢したらいいじゃん、別れる必要ないよ。別れちゃだめだよ」とか無責任に言われてイラァ……っとしたりですね。両親も離婚には大反対で、「お前みたいな女をもらってくれる人は二度と現れないから我慢しろ」の一点張りでしたね。あー、思い出したらいろんな人に対して腹が立ってきた。元夫に対してはなにも思わないのに。
離婚って本当に人それぞれの事情があって、他人に説明できることでもなくて、彼らが言ったことは正しかったのかもしれないが、その正しさはわたしには通用しなかったんですよね。正しいことを言うのは気持ちが良いでしょう、相手より優位に立っているのを実感できるから。恋愛や結婚に関してのみ言えば、第三者がどうしても踏み込めない、理解できない「ふたりだけのなにか」が必ずあるのです。セレステとジェシーでいえば、CとJのハンドサインであったり、リップクリームでの下品な冗談だったり、そういうものが。別れてしまうと、「その相手とだけ共有できたなにか」も失うということで、それはとても寂しいことではありますが、でも大丈夫、次の人とまた新しい「ふたりだけのなにか」を築いていけば良いのです。


