サウンド・オブ・フリーダム/今日もどこかで、誰かの子どもが

サスペンス
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サウンド・オブ・フリーダム

Sound of Freedom/監督:アレハンドロ・モンテベルデ/2023年/アメリカ

マスコミ試写で鑑賞。公開は2024年9月27日です。

あらすじ:児童誘拐と人身売買、性犯罪。

ネタバレはありません。

性犯罪組織に誘拐され、売買されていた子どもたちの捜査をしていたティム(ジム・カヴィーゼル)は、想像以上に悲惨な事件を目の当たりにし、心を痛めていました。


上司から特別な許可をもらって、単身コロンビアへ潜入捜査することになったティムでしたが……。

ティムは子どもたちを救おうと奮闘します。彼は子どもたちの現実を実際に見ていなくても、彼らがなにをされ、どういう末路をたどるのかを想像するだけで涙ぐむような人です。決して心が弱いわけではない彼が、人前で隠しもせず涙ぐむ。彼にとっては(もちろん、家族を奪われた多くの人びとにとっても)、成人どころか15歳にも満たない少年少女たちが暴行を受けている事実を目の当たりにしたとき、怒りや憤りよりも先に悲しみが浮かぶのでしょう。

私が昔、ゴールデン街で働いていたとき。ある日、ペドフィリアのお客さんが来ました。彼は身体を鍛えており、空手をやっていると言っていました。仕事はAVの汁男優(性行為はせず射精をする男優)で、童貞だそうです。彼は酔うに任せて自分の夢を語りだしました。

「いつかタイへ行って少女を買いたい。3歳から12歳までだったら、自分が何をされているのかわからないから興奮する。13歳から15歳だったら、自分が何をされているのか、わかるだろうからそれも興奮する」

あまりのことに反応ができず、別のスタッフにその人の接客を任せてしまいました。この人はきっと、私の子供時代に何が起きたかを知ったら憐れまずに興奮するんだろうなと思うと、とてもじゃないですがそれ以上彼の話を聞くことはできませんでした。この態度を、プロ失格と思われるのであればそれでもいいです。望まない性行為がどれだけ子どもを傷つけ、一生悩まされるかも知らず、ただ自分の快楽のことしか考えていないようすに、ああ、この人には人権意識がないのだなと思いました。もっと言えば、店の隅を這っていたゴキブリにも劣る人間だなと思いました。

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