リトル・ワンダーズ/子供の遊びじゃ済まされない

アクション、アドベンチャー
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リトル・ワンダーズ

Riddle of Fire/監督:ウェストン・ラズーリ/2023年/アメリカ

マスコミ試写で鑑賞。公開は2024年10月25日です。撮影は16ミリフィルムで行われています。PG12ですが、子供の飲酒シーンがあるからだと思います。

あらすじ:卵を奪い返したい。

ネタバレはありません。

アリス(フィービー・フェロ)、ヘイゼル(チャーリー・ストーバー)、ジョディ(スカイラー・ピーターズ)の3人組は、病気の母親のためにブルーベリーパイを手に入れに行くことに。ブルーベリーパイを作るのに必要な材料を集め、あとは卵だけとなったとき、最後の1パックを謎の男(チャールズ・ハルフォード)に横取りされてしまいます。


卵を奪い返すために謎の男を追っていた3人は、森の中でペタル(ローレライ・モート)という少し不思議な少女と出会うのでした。ペタルは、謎の集団を率いている魔女(リオ・ティプトン)の娘です。3人とペタルは、悪い大人たちの企みに巻き込まれてしまい……と、巻き込まれた、というか突撃していきます。

ペタルが何歳の設定なのかわかりませんが、学校に行かせてもらっていません。子供に教育を受けさせず家に閉じ込めるやり方はまったく褒められたものではないし、謎の集団は明らかにカルト集団です。魔女は呪文で自らの周囲に居る者たちを操っているという、なかなかやばめな設定なんですよね。

この物語には一切、父親という存在が出てきません。たんに登場しないというわけではなく、居ないんです。明示的に父親の不在を現すシーンがあり、ここまではっきり言うということは何かしらの理由があるのかなと思います。単純に、父親がいると、子供たちの行動に制限がかかる(父親が彼らを止める、あるいは止めないシーンを入れなければならなくなる)から居ないだけかもしれませんが……。なお、時代設定は現代であるため、スマホが出てきます。そしてスマホが出てくるということは、子供たちに行動させるとき、いちいち「圏外だから誰とも連絡が取れない」というようなセリフを入れなければならないっていうことになっています。でもスマホがないと物語が進まない部分もあるため、設定が現代なのかなと思いました。そうすると父親の不在の理由はやっぱり、子供の行動に制限をかけたくないからなのかな。

子供たちの行動はほとんど犯罪で、暴力的だし、これを子供のお遊びと捉えることはかなり難しいです。だからって悪いわけではありません……、いや、犯罪だし悪いんだけど、これは映画なので。映画の中で描かれる行為としては、犯罪ではあるけれどそこまで目くじらを立てるようなことは……いや、しているか……しています。していました。けれど、16ミリフィルムで撮影しているためか、なんとなく(自分は経験したことがない)ノスタルジーがあるので、微笑ましく観ることも出来ると思います。雑に昭和レトロとか言っている人にはバチンとはまるような気もしますね。この書き方、めちゃくちゃ悪意ありますね、すみません(昭和は長いので、雑にまとめて昭和レトロって言うの好きじゃないんです)。

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