つゆのあとさき
監督:山嵜晋平/2024年/日本
U-NEXTで鑑賞。去年もやった企画「あなたのおすすめ映画、観てレビューします!」です。配信(Amazon Prime Video、U-NEXT)にある映画の中で、「(私の)レビューを読んでみたいな……」とみなさんが思う映画を募って、観て、感想を書くという内容です。
第6弾『つゆのあとさき』は、雨宮はなさん(@amemiyahana)からのリクエストです。なお、永井荷風の小説は読んでいません。また、他の方からもいろいろリクエストをいただいていますが、年内の鑑賞はいったんこちらで終わりにします。もう少し時間の余裕ができたら再開します。
あらすじ:コロナ禍でパパ活をします。
※ネタバレしています。注意書きはありません。
まず最初に思ったのは、この映画は20年後30年後、かつての東京、おもに渋谷の街並みを観ることができる資料的な価値が生まれるかもしれないなということです。コロナ禍という設定だし。それと同時に演出面でだいぶ残念だったのは、スマホをいじるときに何を書いているのか、吹き出しみたいに出るところです。これをやるとリアリティがなくなると思うんですよね。また、これは仕方ないといえば仕方ないことですが、表情を見せるためにマスクを顎に引っかけていることが多いのも少し残念でした。そしてそもそもコロナ禍である理由があまり感じられないところも……。なお、街の広告からわかりましたが、撮っているのは2022年ですね。
この人たちがやっていることは売春で、これは買う方ももちろん悪いし売る方だってどうかしています。出会い系喫茶というのがどういうシステムなのか知りませんが、店を出たらセックスしても「自由恋愛」扱いになるのだとしたら、店が女の子を守ってくれるわけではないわけで大変危険です。立ちんぼもそう。リスクの方が大きい。私が子供だった頃、女子高生がパンツを売ることが問題視されていました。その時代にも援助交際という名の売春をしていた人は多くいたと思います。これは現代の病ではない、昔っからあって、昔っから危なかったことなんですよね。名前だけ変えてなんとなく軽いものとして扱っているけれど。もうちょっとそこのところに深く踏み込んでも良かったと思うし、売春を美化しているようにも見えてしまいました。


