Zライフクライシス/あんまりおじさんをいじめたらだめよ

ホラー
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Zライフクライシス

監督:白岩大志/2024年/日本

U-NEXTで鑑賞。宮古島チャリティー国際映画祭2024でストーリー長編部門特別賞受賞。

あらすじ:おじさんだけがゾンビになります。

ネタバレしています。

ある日突然、中年男性のみが罹患する謎の症状が伝染。目から出血し、肌は紫色になる謎の症状は、テストステロンと関係があるかのように報道され……。

妻と娘をもち思いやりにあふれ、金銭的に余裕があるようすで身だしなみにも気をつけており、仕事もできる一人の男。一見、完璧とも思われた彼にも症状が現れはじめます。人気の少ない公園で若者から「ゾンビ狩り」に遭った彼は、シェルターへ行くことに。ところがシェルターでは陰謀論めいた会合が行われており、これは生物兵器だ、フェミニストからの攻撃だ、等と大騒ぎ。陰謀論として描いているのでさすがにこれが皮肉だとわかるのですが、もし今、世界でこのような、男性のみ発症する未知のウイルス(作品内で、ニュースや新聞等でウイルスと断定されるシーンがあるわけではないので、ウイルスではないかも)が蔓延してしまったら、女のしわざだとされるようすが容易に想像できますよね。

映画の冒頭で発症する男性は、部下とみられる若い男性に対して、ソープへ行こう、男らしくあれ、最近いつセックスしたのか等、誰が聞いても不快にしかならない言葉を投げかけているので、てっきり有害な男性らしさをもつ人だけが発症するのかなと思っていました。テレビでは少しだけトキシック・マスキュリニティについて触れられますが、それがきっかけであるかどうかは判然とせず、30歳以上の男性はもれなく発症するもののように描かれていくため、若干、設定の詰めの甘さがあるなと思いました。監督は描いているつもりなのかもしれませんが、こちらに届いてこないので……。

特殊メイクがかなりよくできていて、大きいニキビのようなできものが顔中にできており目が白く濁っているさまは、なかなかに不気味でよいです。映像表現も良かったと思います。

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