IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。
IT:chapter two/監督:アンディ・ムスキエティ/2019年/アメリカ
この記事は2019年に書いたIT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。/ペニーワイズさん再び。 | 映画感想 * FRAGILEを修正し転載したものです。
マスコミ試写で鑑賞。公開は2019年11月1日です。169分とかなり長いですが、あまり気になりません。結構笑わせてきます。老婆に100点!
前作の感想はこちら。→IT/イット “それ”が見えたら、終わり。/子供の心に巣食う、恐ろしいものたち – * FRAGILE
あらすじ:戻って・き・た・よ。
※ネタバレしています。
あれから27年。子供たちは、それぞれの道を歩んでいた。ひとりだけ町に残っていたマイク(イザイア・ムスタファ)は、ペニーワイズ(ビル・スカルスガルド)が町に戻ってきたことを知る。そして、ルーザーズ・クラブのメンバーを再び集めるのだった。
前作を復習せずに観たため、最初はまったく誰がどういうキャラクターだったか忘れまくっていたが、そのあたりはとても優しい作りになっている。子供時代の様子も描かれるため、徐々に「ああそうだったそうだった」と思い出せた。子供ら(子役)が成長しているように見えない(前作は2017年、2年もあれば子供はすくすく成長する)のは、もしかして前作の撮影後すぐに撮影しているのかなと思った。これに関しては特に調べていない。
#イット見えたら終わり 観たよ。全然似てないけど『ドリームキャッチャー』観た時と同じ気持ちになりました。全然似てないけどね、キングだからかなー、すごい似てた、似てないけど! pic.twitter.com/r5hE1w1fGE
— ナイトウミノワ (@minowa_) October 2, 2019
『ドリームキャッチャー』(2003年)をなぜだか思い出した。映画の内容としては全く似ていない。『ドリームキャッチャー』は最高だと思っているので、『ドリームキャッチャー』観たときと同じ気持ちになったというのは褒め言葉である。あるいは、M・ナイト・シャマランの映画を観た時と同じと言ってもいい。シャマランは天才だから、もちろんこれも褒め言葉である。
#イット見えたら終わり 『遊星からの物体X』『シャイニング』みたいな要素がチラチラあって、多分他にもあるんだろうなと思います。たまにすごい笑かしてくるから逆にびっくりするわ。面白かった〜🎈🎈🎈
— ナイトウミノワ (@minowa_) October 2, 2019
私はたくさんホラー映画を観てきた人間ではないので、気づかなかったものもやまほどあるのではないかと思う。そんな私でも、『遊星からの物体X』(1982年)と『シャイニング』(1980年)だけははっきり解った。間違いないでしょう。
#イット見えたら終わり #イットTheEND
ジェームズ・マカヴォイに期待して行ったら、もちろんマカヴォイはすばらしかったのですが、ビル・ヘイダーがめちゃくちゃ良かったことを記しておきます。添付画像にネタバレは含まれていません。 pic.twitter.com/HcqZH8FYvj— ナイトウミノワ (@minowa_) October 2, 2019
ビル・ヘイダーはリッチー役である。ジェームズ・マカヴォイももちろん良かったが、ビル・ヘイダーが良かった。演技だけでなく、メンバー内での立ち回り、動き方としても良かった。ちなみにメンバーの中で一番、子供時代と大人時代との顔つきが似ていたのはベバリー(ジェシカ・チャステイン/ソフィア・リリス)だと思う。
#イット見えたら終わり 前作より怖くなくてアトラクション感が増してました。おばあちゃん最強です。私もああいう風になりたいな……
— ナイトウミノワ (@minowa_) October 2, 2019
私はとにかく怖がりで、ホラー映画を観た日の夜はお風呂に入るのが難しいくらいにビビってしまう。怖くないよと言われていた前作でさえ、結構怖いよ? となっていたのに、今作はまったくなかった。常々、ホラー映画は怖ければ怖いほどよいと言っているので、怖くない=面白くない、と捉えられてしまうかもしれないが、これがねうまく出来ていて、全然怖くないんだけど面白いのである。169分、ダレることなく突っ走る胆力みたいなのを感じた。
ペニーワイズさんの出番はそう多くない。169分のうち、おおよそ10分程度の出番だ。これは映画の構成によるところが大きく、ざっくりネタバレありのあらすじを書くと「ペニーワイズさんが戻ってきたので→みんなが町に集まり→各自単独行動をし→最終的にまた集まって→ペニーワイズさんと対峙する」という流れだからである。単独行動パートが登場人物ぶんあるのだ、そりゃ長くなるよ。そして、各々が心に秘めている「恐ろしいもの」がまた現れるのである。
私が一番気に入っているのは、ベバリーのシーン。老婆。ちょっと『ヴィジット』(2015年)っぽい。私も老婆になったら、面白い動きをして若者をビビらせたいと思ってしまった。老婆最高。私は家族以外の人の家で飲食するのが苦手なので、知らない老婆にお茶を勧められるという時点でもう、ちょっと嫌だったもん。
さて、この映画が「シャマランっぽい」と言ったのには、もちろん理由がある。シャマラン映画の良さは「クライマックスがなんか変」だと思っているのだが、この映画もクライマックスがなんか変なのだ。もっと言うと、ペニーワイズさんの倒し方が変なのだ。変、変というか、それ? それなの?! というびっくりと言うか。フィジカルが無理ならメンタルで行けとばかりに、言葉責めでペニーワイズさんを弱らせていく。ここは賛否が分かれるところかもしれない。
話は前後するが、もうひとつ変、変というか、そう来るの? という要素としては、マイクがペニーワイズさんを倒すために手に入れたブツの存在だ。それのせいでビルはラリってしまう。このシーンはかなり序盤にあり、たいそう困惑した。そして、「すべての謎が明らかになる」と銘打っているにも関わらず、謎、とけたっけ? となった。ちゃんと集中して観ていたし、寝てもいなかったのに、謎解けたのかどうかわかんないのだ。なにか聞き逃したのかな。と、こう書くと、良くなかったみたいに見えるかもしれないが、どっこいめちゃくちゃ良かった。変な映画ではあると思う。早く公開日を迎えて、みんながなんて言うのかを知りたい。


