ぼくの名前はラワン/ずっと孤独だった、言葉を持つまでは

ドキュメンタリー
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ぼくの名前はラワン

Name Me Lawand/監督:エドワード・ラブレース/2022年/イギリス
© Lawand Film Limited MMXXII, Pulse Films, ESC Studios, The British Film Institute

マスコミ試写で鑑賞。公開は2026年1月9日です。

あらすじ:ろう者の少年がいました。

ネタバレはありません。

ろう者でイラクに住んでいるクルド人の少年、ラワン。彼が5歳のとき、数カ月の間、難民キャンプで過ごしたのちにイギリスへ移住しました。

イギリスのろう学校へ通い始めたラワン。それまで、「耳が聞こえない人は世界中で自分しかいない」と思っていたラワンに、初めての「兄以外の友達」ができます。学校に通う子供たちはみなイギリス手話を学んでいます。ラワンも手話を学び始め、彼の世界はどんどん広がっていくのでした。

ナレーションなし、音楽は静かで落ちついたものだけになっています。ラワンが学校の先生と話すシーンなどは、手話を使うことによってかすかに聞こえる、手と手がぶつかる音など以外に音は流れません。過剰な演出を入れないことで、立場や環境、生い立ちなどが異なる人の心にも届きやすいように作られているのかなと思いました。

ラワンが難民キャンプにいた頃の狭められた世界と、イギリスへ来てからの雄大な大自然の圧倒的美しさや開放感とが対照的で、とても印象に残ります。それはまるでラワンの心境の変化や人生そのものを象徴するようでした。おすすめです。

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