ドリーム・シナリオ
Dream Scenario/監督:クリストファー・ボルグリ/2023年/アメリカ
マスコミ試写で鑑賞。公開は2024年11月22日です。とても楽しみにしていました、ニコラス・ケイジ大好き。
あらすじ:他人の夢に出てきます。
※ネタバレはありません。
気が弱くてちょっと情けないところのある大学教授のポール(ニコラス・ケイジ)は、普通に生活していました。
ところが、ある日から、世界中の人びとの夢にポールが出てくるようになります。ポールは大バズリし、ちやほやされるのですが……。
この映画はニコラス・ケイジが主演というところがポイントだと思いますね。他の俳優だと、こういう映画にはならなかったかもしれません。ニコラス・ケイジ自身、ネットミームとして扱われ、なにもしていない(仕事をしているだけ)なのに面白く取り上げられてしまうという点においてです。当て書きなのかな?
ただ、ある瞬間から明らかに流れが変わっています。そのシーンはコミカルに描かれるのですがとても情けなく、ポールがかわいそうです。カテゴリーを「サスペンス」と「コメディ」にしたのは、トラジコメディだなと思ったからですね。ニコラス・ケイジ主演映画で一番似た手触りなのは、ゴア・ヴァービンスキー監督の『ニコラス・ケイジのウェザーマン』(2005年)かなと思いました。
後半に若干のSF要素が入って来ます。この部分は私の好みとは違いました。それまで現代っぽさがあってリアル寄りだったし、ニコラス・ケイジの魅力で引っ張っていけていたので……。それに、SF要素がなくてもラストを成立させることは可能だと思います。だってこの映画は夢を大きく取り扱っているから。夢って何でもありじゃないですか。ただ、最も危惧していた「出落ち」ではなかったのでオッケーです。意外性もあるし、ニコラス・ケイジの魅力も存分に味わえるし、良いと思います、良いですよ。
ニコラス・ケイジは最新作『Longlegs』がホラー映画で、しかも悪役のようです。さきに観た人から、「予告も観ないほうがいい」って言われたので、まだ観ていません。でも貼っておきますね。


