シンパシー・フォー・ザ・デビル/悪魔に誓ってお前を……

スリラー
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シンパシー・フォー・ザ・デビル

Sympathy for the Devil/監督:ユヴァル・アドラー/2023年/アメリカ
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マスコミ試写で鑑賞。2月28日(金)TOHOシネマズ 日比谷他全国公開。

あらすじ:ニコラス・ケイジが勝手に車に乗ってきた。

ネタバレはありません。

妻が産気づき、急いで病院に向かおうとしていたデイヴィッド(ジョエル・キナマン)は、謎の男(ニコラス・ケイジ)にカージャックされてしまいます。

張り詰めたような緊張感と、そこかしこに表れる「ニコラス・ケイジらしさ」が良い具合に混じり合っていました。「ニコラス・ケイジらしさ」ってなんだろうとは思いますが、具体的に書かなくても伝わるような気すらします。目をひんむいて怒った犬のような形相になるところとか。そもそも登場シーンから目つきが完全に不審者です、まばたきしないのかと思ったくらい。

ニコラス・ケイジの演技っていつもオーバーアクト気味だけど、彼はこれくらいがちょうどいいとも思うんですよね。ニコラス・ケイジの出ている映画は、それ自体は面白くなくてもニコラス・ケイジの演技だけは良い、っていうことが往々にしてあるあたり、やはり俳優として素晴らしい人物なんだなあと思います。あ、この映画は面白いので安心してください。

ジョエル・キナマンについては、「人って、眼鏡の有無でこんなに顔が変わって見えるのか」という驚きがありました。演技でニコラス・ケイジに食われてしまうかと思いきや……なところが良かったです。ジョエル・キナマン、リメイク『ロボコップ』(2014年)のときは信じられないほど演技が下手だなと思ったものですが、着実に良くなっているなっていう印象です。

先の見えないストーリーとまさかの着地点が良かったです。このポスターの背景みたいな青緑色が私は大好きで、これに赤を組み合わせるのも大好きなので、全体的な色味が実に良かったです、好き。

ざっくりしたあらすじを知ったとき、トム・クルーズが悪役を演じた『コラテラル』(2004年)のニコラス・ケイジ版なのかなってみんな思ったと思うんですが、「なんかやべーやつが車に乗ってきちゃってどうしよう」っていうところのみ共通しているだけで、もちろん他の部分は違いました。当たり前ですが……。これは、ニコラス・ケイジ視点でも観てみたい物語でした。おすすめです。今っぽい。

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