ノー・アザー・ランド 故郷は他にない
No Other Land/監督:バーセル・アドラー、ユヴァル・アブラハーム、ハムダーン・バラール、ラヘル・ショール/2024年/ノルウェー・パレスチナ合作
マスコミ試写で鑑賞。公開は2025年2月21日です。
あらすじ:イスラエル軍によるパレスチナ人居住区の占領。
※ネタバレはありません。
何十年も前からある問題で、今も続いていることなのでネタバレもなにもないわけですが……。
活動家の親を持つパレスチナ人、バーセル・アドラーのもとへ、イスラエル人ジャーナリストのユバル・アブラハームがやってきます。イスラエル軍はバーセルらが住むパレスチナ人居住地区マサーフェル・ヤッタを軍用地とし、彼らの家をブルドーザーで取り壊します。バーセルたちはデモを繰り返しますが、「軍用地への立入禁止」という名目でイスラエル軍はバーセルたちに向けて攻撃をするのでした。
ユバルがイスラエル人であるため、村の人たちがちょっと厳しめに彼を見ていることがわかります。「(マサーフェル・ヤッタにある)家を壊したのは君の身内や友人かもしれない」ので「このまま友人として付き合っていけるかどうかわからない」というようなことを言われたりするんです。厳しく当たってしまう方の気持ちもわからなくはないけれど、この問題って個人間のものではないので、ユバルに言っても、とも思うわけです。多分そんなこと、言った方もわかっているとは思うのですが。
イスラエル軍が住居や小学校を破壊し、井戸をコンクリートで埋めるようすを観ていて心が痛まない人はいないと信じたいです。故郷を失うことのつらさ、家族を守ることの難しさ。安心して暮らせる自由が訪れるようにと願うしかありません。


