我来たり、我見たり、我勝利せり/創造と破壊

コメディ
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我来たり、我見たり、我勝利せり

Veni Vidi Vici/監督:ダニエル・ヘースル、ユリア・ニーマン/2024年/オーストリア

マスコミ試写で鑑賞。公開は2025年6月6日です。

あらすじ:上級国民の人間狩り。

ネタバレはありません。

優雅な上級国民として莫大な資産を持ち、家族を愛し、使用人を大切にするアモン・マイナート(ローレンス・ルップ)。彼は日々、趣味の狙撃に没頭しています。狩りの対象は人間でした。娘のパウラ(オリビア・ゴシュラー)はそんな父の姿を見ながら、着々と上級国民としての立ち居振る舞いを身に着けていきます。

物語は、パウラのモノローグで進んでいきます。彼女は父親のことをかなり客観視しているようす。パウラは、アモンの妻ヴィクトリア(ウルシーナ・ラルディ)の娘ではありません。なお、この家族にはあと2人の養子がいます。家族だけれど、血が繋がっているのはどうやらアモンとパウラだけみたい。いや、もしかしたらパウラも養子かも? ちょっとそこはわからなかったです。こういう映画で、血の繋がりを重要視している人物が、自分と血の繋がった家族を愛している、というのはなんとなくよくありそうで容易に理解もできるんですが、アモンはそうではないっぽいんですよね。断定できていなくてすみません。ともかく、誰もが羨むような生活を送っている家族が実は……という設定で「実は家族仲が悪い」とか「家族の中に問題を抱えた人物がいる」じゃないのって物珍しくて良いなと思いました。マイナート家、全員仲良しなので。

撮り方もすごく良いし、音楽というか音(声)も良かったです。話は好き嫌いがとても分かれそうなかんじ、私はすごく好きです。なぜなら胸糞悪いから。私は不愉快な気分になる映画が大好きで、そういう作品を楽しめるときは自分のメンタルが安定しているからだと思っています。

アモンはヘテロクロミアで、どこか神秘的な印象を残しています。私が「面白い」って言う映画を好きな人はぜひ観てほしいです。万人受けするとは思わないけどおすすめです。

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