THE MOON/広い、広いこの宇宙で

SF
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THE MOON

The Moon/監督:キム・ヨンファ/2023年/韓国

マスコミ試写で鑑賞。2024年7月5日新宿バルト9ほか全国ロードショー。どこの国の映画なのかも知らずに観ました。何も知らずに映画観るの、やっぱりいいですね。人気K-POPグループ「EXO」のド・ギョンスが兵役後初の長編映画に出演ということで出ています。

あらすじ:ひとりで月に着陸したい。

ネタバレはありません。

近未来。韓国は独自に宇宙開発をすすめ、月面に着陸しようとしていました。


ところが、事故により乗組員のうち新人宇宙飛行士であるソヌ隊員(ド・ギョンス)1人だけが生き残ることになります。

始まっていきなりクライマックスみたいなテンションで、人心掌握術に長けているなと思います。このテンションはラストまでずっと続きます。ずっとクライマックスなのですごく楽しいんですよね。わくわくするし、はらはらするし、こういう映画を観るときには小難しいことを言わずに巻き込まれていくのがいいよなあと思ったりしました。畳み掛けるようにストーリーが進んでいき、次から次へとピンチが襲ってきて息をつく暇もないわけです。楽しー!

地球に残してきた家族のことなんかは割と最小限に描かれていて(と思ったら、濃密な人間関係があらわになったりするのも良い)、今まで観てきたSF映画で300回くらい観たような設定もあるのですが、写真一枚で処理したりしていて、案外さっぱりとしているなと思います。ソヌと、彼の父親の元同僚であるジェグク(ソル・ギョング)の間にある微妙な関係もうまく描いているなと思いました。まあまあ、人の関わりが狭いなというのはありますが、いいと思います。

場所はほとんどコントロール室と月から動かないわけです。ド・ギョンスは一人芝居をずっとやっているんですよね。K-POPに詳しくないのと、韓国の俳優にも詳しくないので、ド・ギョンスを若手俳優だと思っていました。演技がじょうず!

NASAが「ちょっと面倒」で「ちょっと悪者」なのが面白いです。今までそういう描かれ方をしているところ、あんまり観たことないので。あんまりというか、観たことない。専門用語が多くて一瞬見失いそうになりますが、適度に説明を入れてくれるため観るのに困ることはなく、観ていれば全部わかるという大変親切なつくりです。エンタメに全振りしている映画で、観ていればわかるというのはとても大事だと思います。面白かった!

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