ゴンドラ/空に描いたラブレター

ラブロマンス
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ゴンドラ

Gondola/監督:ファイト・ヘルマー/2023年/ドイツ・ジョージア合作

マスコミ試写で鑑賞。2024年11月1日(金)より新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開。
2台のゴンドラが行き来するようすをセリフなしで描いた、と聞いて、NHK BSの『ヨーロッパ トラムの旅』みたいなのかな? と思っていたら劇映画でした。

あらすじ:山あいを長いゴンドラが行き来します。

ネタバレはありません。

ジョージアで最も長い距離をつなぐゴンドラで、乗務員として働きはじめたイヴァと、もう1台のゴンドラの乗務員であるニノ。

壮大な自然と、小さくて可愛らしいオレンジ色のゴンドラとのコントラストが目を惹きます。古い建物や斜面に作られた墓地の傾いた柵なども、なぜかとてもおしゃれに見えるんですよね。まるでわざと狙っているかのように、水色の壁に赤い消化器などがついていたり、イヴァの服装がベージュの上下に赤い花柄のシャツを着ていたりするんです。可愛らしい。水色の郵便ポスト、絵本に出てきそうなオレンジ色の駅舎、白い縁取りのある紺色の制服。ゴンドラの内部は濃い黄色で、窓から見える深い緑色ととても良く合っています。

やがて、イヴァとニノはゴンドラを装飾し、ニューヨーク行きの飛行機にしたりリオ行きの蒸気船にしたり。2台のゴンドラが青い空のもとですれ違うようすは、イヴァとニノの短い逢瀬のようでもあります。ゴンドラを降りればふたりは直接逢うことも出来ますが、ゴンドラに乗っている長い道のりのあいだ、ほんの少しだけすれ違う瞬間があるというのが、始まったばかりの恋愛のときめきを表しているようでとても良いなと思いました。

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