密輸 1970/女が強くて何が悪い

コメディ
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密輸 1970

Smugglers/監督:リュ・スンワン/2023年/韓国

U-NEXTで鑑賞。面白いということだけ知っていました。

あらすじ:密輸に手を出します。

ネタバレしています。注意書きはありません。

1970年代。韓国の漁村クンチョンでは、工場から出る廃液のせいで魚が捕れなくなりました。生活に困窮した海女たちのリーダーであるジンスク(ヨム・ジョンア)は、海底から密輸品を引き上げる仕事に手を出します。ところがある日、作業中に税関の船がやってきて、ジンスクたちは逮捕。唯一、ジンスクの親友だったチュンジャ(キム・ヘス)だけが逃げ延びました。


コミカルな犯罪映画で騙し合い、笑いながら生き馬の目を抜くような内容で大変よいです。シスターフッドものでもありますね。私が今まで観た中で一番好きなシスターフッド映画は『サニー 永遠の仲間たち』(2011年)で、偶然にも韓国映画でした。日本リメイクの『SUNNY 強い気持ち・強い愛』(2018年)もまあまあ好きです。

メリル・ストリープは2016年にインタビューでこう言っています。

「3人の子供たちを抱え、仕事がなかった。“魔女”以外はね。40歳になるや魔女役のオファーを三つも受けたの。27年前よ!? その時『わたしのキャリアはもう終わりなんだ』と思った。自分が魔女のようには思えなかった。わたしは強く、重要で、美しく、愛されていて……そういうふうに感じていたんだもの(笑)。どうして40歳を過ぎたらグロテスクなもの以外に役がないの? って」
40歳過ぎたら魔女役ばかり…メリル・ストリープ、男性優位のハリウッドにおけるキャリアの転換点を語る|シネマトゥデイ

こちらの記事、いわゆる女言葉な訳が微妙に好きになれませんが、メリル・ストリープのような素晴らしい俳優でさえ、40歳を過ぎたら仕事がない、と言うのです。

独身中高年女性の生きづらさについて、自分が独身中高年であるためなんとなく頭の片隅に置いていたのですが、この映画の女はみんな強いので観ていてシンプルに元気になります。主演のキム・ヘスが製作当時53歳(53歳?! 見えないね。若く見えることだけが良いわけじゃないけどね)、ヨム・ジョンアが51歳と、なかなかスポットライトを浴びにくい年齢であることは確かです。彼女らがその魅力を最大限に発揮させることができるような設定や話運び、若干おおげさな演技なども含めて、楽しい映画だなと思いました。おすすめです。

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