ザ・クロウ/闇より戻りし者

アクション、アドベンチャー
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ザ・クロウ

The Crow/監督:ルパート・サンダース/2024年/イギリス・フランス・アメリカ合作

マスコミ試写で鑑賞。公開は2026年3月6日です。

あらすじ:殺されたので復讐します。

ネタバレはありません。

更生施設で出会ったエリック(ビル・スカルスガルド)とシェリー(FKAツイッグス)は一瞬で恋に落ちます。ふたりで施設から脱走しましたが、シェリーの事情でふたりとも殺されてしまいます。

私はいったい何の映画を観ているのか? という気持ちになりました。エリックが女の子とずっとイチャイチャしているので……。得体のしれない、不安定な女にふらふら引っかかって……。前半がそのような感じでずっとシェリーの都合に振り回されており、復讐を誓うまでがなかなか長いです。

エリックが気弱いチンピラに見えてしまうのが、ちょっと気の毒にすら思いました。『クロウ/飛翔伝説』(1994年)のエリック(ブランドン・リー)って、謎のカリスマ感はあれどチンピラ感はほぼ皆無ですもんね。

と、前半かなり点数低めで始まってしまった今作ですが、そもそも私は原作コミック未読であるため、今作がより原作に沿っているのであれば文句はないです。原作付き映画は原作ファンが満足することが一番優先されると思います。

後半、というかエリックが本格的に復讐を始めてからは、ビル・スカルスガルドの目の周りもいっそう黒くなってかっこよくなるので大変よろしいなと思いました。ビル・スカルスガルド、人外っぽいメイクが似合いますね。刺青だらけの素肌に黒いロングコートで日本刀、なかなかフェティッシュではないでしょうか。殺し方にもバリエーションがあり、しっかり丁寧に殺っているのを見て前半のことをぜんぶ許し好感度アップでした。

見終わってから、知らない監督だったなと思って調べたところ、『ゴースト・イン・ザ・シェル』(2017年)の監督だと知り納得感がありました。私は『ゴースト・イン・ザ・シェル』は原作を読んでおらずアニメも知らない状態で観ましたが、なんとなく均された映画だなという印象でした。テンションが一定というか。その代わりわかりやすかったし、ディープなファンからは嫌われるかもしれないけど、私は助かったなと思ったので。

ザ・クロウ』の感想も概ね『ゴースト・イン・ザ・シェル』と同じです。さきに「原作付き映画は原作ファンが満足することが一番優先される」と書きました。その気持ちは変わりませんが、この監督はこういう色の映画を撮るんだなあということがわかって満足です。ビル・スカルスガルドはかっこいいです。

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