ラ・コシーナ / 厨房/そこはまるで地獄のような

人間ドラマ
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ラ・コシーナ/厨房

La cocina/監督:アロンソ・ルイス・パラシオス/2024年/アメリカ・メキシコ合作

マスコミ試写で鑑賞。公開は2025年6月13日です。

あらすじ:800ドルが消えました。

ネタバレはありません。

ニューヨークにあるレストラン「ザ・グリル」。前日の売上金から800ドルが消え、全従業員に盗難の疑惑がかけられます。

ペドロ(ラウル・ブリオネス)とジュリア(ルーニー・マーラ)は今にも別れてしまいそうな恋人どうしです。ペドロは私から見るとけっこう厄介な人で、同僚とケンカはするし、パワハラすれすれというかもはやパワハラそのもののイジりをしたり、ジュリアに対しても圧が強めなうえに夢見がちなところがあります。しんどい。付き合うのはしんどいタイプ。

従業員は、ぱっと見た感じ7割くらいが移民です。それぞれの国の汚い言葉が飛び交い(部分的に字幕がなく、おそらく相当に汚い言葉だろうと想像しました)、どんどん厨房内が騒がしくなっていきます。テンションが高い。カロリーも高い。とにかく大騒ぎで、従業員全員がストレスをためまくっていくんですね。なお、全編厨房内で話が進んでいくというわけではなく、中盤に店の裏で休憩をしているシーンがあったので、ちょっとそこでホッとしました。みんな働き過ぎなんだよ。

緊張感のある話運びは、なんだか世界の縮図のようだなと思いました。いがみ合う者もいれば愛し合う者もおり、また、なにもかもをぶち壊そうとする者もいます。予告にもありますが、厨房の床が水浸し(正確に言えば水ではないのですが)になったりウエイトレスが料理を持ったまま転んだりと、混沌という言葉がこれほど似合う場所もないでしょう。おすすめです。

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