みなに幸あれ/世界幸福度ランキング

ホラー
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みなに幸あれ

監督:下津優太/2024年/日本

U-NEXTで鑑賞。公開時、けっこう話題になっていたような? SNSでよくポスター見かけましたね。くらいの気持ちで観たところ、総合プロデュースに清水崇が入っていて、ホラーじゃん!!! ってなりました(なんにも知らなかった&日本のホラー映画は怖いのであんまり観ない)。

あらすじ:田舎がおかしい。

ネタバレはありません。

東京で看護学校に通っている主人公(古川琴音)は、久しぶりに祖父母が暮らす田舎へやってきました。


近隣住民や幼馴染、そして祖父母の行動にちょっと違和感を覚えていた主人公。そのとき、祖父母の家に”何か”が住んでいることを知ってしまい……。

さきに書いたように、私は日本のホラー映画をあんまり観ないです。怖いから。怖いように作ってある映画が怖いのは成功なので、怖ければ怖いほど良い映画だと思います。今作を観て、ホラーのあらたな魅力に気づいた、というかホラーの見方が自分なりにちょっとわかった気がしました。怖いことももちろん大切ですが、作品の中にトンチキ要素があると緊張感がちょっとほぐれて笑っちゃうんですね。おばあちゃんの指フェラとか犠牲者おじさんが踊るところとか、おばあちゃんのヒッヒッフーとか。おばあちゃん強いな。よくよく思い出してみると、私が映画館で観て一番好きなホラー映画はM・ナイト・シャマランの『ヴィジット』(2015年)ですし、おばあちゃんがヤバい映画が好きなんでしょうね。それに『ヴィジット』は、最高なトンチキ要素がありますしね。

なお、今作を観て真っ先に思い出したのが、ブータンです。

南アジアにあるブータンは、発展途上国ながら2013年には北欧諸国に続いて世界8位となり、“世界一幸せな国”として広く知られるようになった。国民が皆一様に「雨風をしのげる家があり、食べるものがあり、家族がいるから幸せだ」と答える姿が報じられたのを覚えている人もいるだろう。
しかし、ブータンは2019年度版で156か国中95位にとどまって以来、このランキングには登場していない。
「かつてブータンの幸福度が高かったのは、情報鎖国によって他国の情報が入ってこなかったからでしょう。情報が流入し、他国と比較できるようになったことで、隣の芝生が青く見えるようになり、順位が大きく下がったのです」(友野さん・以下同)

引用元:前ブータン王国名誉総領事館:ブータン「世界一幸せな国」の幸福度ランキング急落 背景に何が?

ざっくりとした印象だけど、なんだかこんな感じだなって思いました。でも、よくよく考えるとちょっと違うか……。「他人の不幸の上に自分の幸福を築いてはならない」というのも思い出しました。こちらについては完全に、そういうことですよね。そういうことってどういうことなの。そういうことなの。

まとめると、トンチキが効いていて良かったです。私の苦手なジャンプスケアもないし!(大事!)

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