フラッシュオーバー 炎の消防隊/火事を消せ!

ディザスター、パニック
この記事は約2分で読めます。

フラッシュオーバー 炎の消防隊

驚天救援 Flashover/監督:オキサイド・パン/2023年/中国

マスコミ試写で鑑賞。公開は2023年10月6日です。

あらすじ:大規模火災。

ネタバレはありません。

中国、江東省で大規模な工場火災が起きた。炎は工場だけでなく近隣の住宅街にも及ぶ。消防署長のジャオや、通信班のハンたちは、ただちに消火へ向かうのだが……。

映画が始まって10分足らずで爆発が起きたので、これはありがたいなあと思った。ディザスター・パニック映画では、こういうふうに、始まってすぐになにか起きるのはセオリー通りかとも思うが、本当にありがたい。映画の規模感もこれでなんとなくわかるしね。そして30分もしないうちに次の爆発! ありがたい! ありがたい! 話が早い! 物語の緩急の付け方もなかなかよく、「あれ? もう消火しちゃった?」と一瞬油断させてからの深刻な事態という流れが、「知ってる知ってる、こういう映画って次に……ほらぁやっぱり!」ってなかんじで、そういう流れになるのはわかっているんだが、わかっているとおりに物事が進むのもありがたいなと思う。

人間ドラマ部分についても、300回くらい観た内容ではあるが(あんまり書くとネタバレっぽくなるので伏せるけど)「わかる。ありがたい」となった。ありがたい映画だ。この映画、9月1日(防災の日)に公開だったら良かったのにな〜。

ファスト映画の件で5億円の賠償命令が出て、ざまあ……とか思っていたんだが、観る側の心理をなんとなく想像すると、「オチが知りたい、面白いかどうかわからない映画にお金を払いたくない」という考えなのかなと、まあおおよそ、映画を好きではない人なんだろうな。そういう人にぜひ観ていただきたい。展開が早く、キャラクターの背景は多少わかっていれば大丈夫、2時間以内の上映時間、景気が良い(火事に景気が良いとか言ったらだめだが、これは映画の話なので……)、と、安心要素しかないからね。

タイトルとURLをコピーしました