システム・クラッシャー/ママに会わせろ、クソッタレ!

人間ドラマ
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システム・クラッシャー

Systemsprenger/監督:ノラ・フィングシャイト/2019年/ドイツ

マスコミ試写で鑑賞。2024年4月27日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開。

あらすじ:手が付けられないほど凶暴な少女。

ネタバレはありません。

9歳の少女ベニー(ヘレナ・ゼンゲル)は暴力と暴言がひどく、施設を転々としていました。


ベニーは、幼少期に父親から暴力を受けたトラウマにより顔を触られることを嫌がり、周囲とトラブルを起こしては病院へ連れて行かれる日々を送っています。ある日の深夜、ヒッチハイクで母親のいる家に戻ったベニーでしたが、父親もその家にいたことで激しく怒り狂います。結局このことは警察沙汰になってしまい、ベニーは施設へ戻されるのでした。

閉鎖病棟に入れるか、大人の統合失調症患者が飲む薬を処方するか、などと話し合いが行われたのち、非暴力トレーナーであるミヒャ(アルブレヒト・シュッフ)がベニーに対する責任を取ることが決まります。そして森で3週間、一対一で暮らすことになるのですが……。

ミヒャは普段、16歳以上の男の子を担当しているトレーナーです。ベニーに対する態度はとても真摯で、守れない約束はしないし、甘い嘘も吐きません。友達ごっこだってしません。甘やかすことは根本的な問題を解決しないとわかっているからでしょう。ところ構わずぎゃあぎゃあわめいて、相手が出血するまで暴力をふるうことで自分の要求がある程度通ってしまうベニーにとって、ミヒャは今まで接してきた「大人」とは違ったのかもしれません。

映画の表現としてちょっとどうかな……と思う部分がありました。ベニーが病院でいろいろな器具をつけられているシーンや、シャワーを浴びているシーン、嫌がらせで放尿するシーンなどです。プライベートゾーンが見えるんですよね。ドイツの常識や法律がどうなっているのかはわからないですが、アメリカの映画だったら映さないだろうなとは思いました。日本の映画でも映さないかもしれないですね。でもモザイクがかかるというわけでもないです。

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