こいびとのみつけかた/ねえ、わたしたちって

ラブロマンス
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こいびとのみつけかた

監督:前田弘二/2023年/日本 ©JOKER FILMS INC.

マスコミ試写で鑑賞。2023年10月27日(金)より新宿シネマカリテほか全国ロードショー。『まともじゃないのは君も一緒』(2021年)の前田弘二監督作です。

あらすじ:へんな人。

ネタバレはありません。

植木屋のトワ(倉悠貴)はコンビニ店員の園子(芋生悠)のことが好きだ。だが、声をかけることもままならない。そこでトワは、葉っぱをコンビニの入り口から自分の居場所まで並べて、彼女を誘い出すことに。ちょっと何を言っているかわからないと思うが、葉っぱをね、並べるんですよ。馬鹿な……と思っていたら、その作戦が大成功し、トワと園子は言葉をかわす。そしてあっという間に仲良くなる。トワはいつも雑誌の切り抜きをポケットに入れていて、話に詰まったりするとその切り抜きに書いてあることを読み出す。トワは会話の糸口を見つけるのが下手で、こうやって切り抜きに「頼っている」んだと受け止めてしまった。園子は一風変わった作風の(ポップなかんじでかわいい)彫刻を作っている。本職は歌手だが、まだ曲をもらっていないとか。

人から変人扱いされつつも仲良くやっていたトワと園子だが、実は園子には秘密があり……。

えっとねー、変人描写がそこまでヘンではないというか、園子は美大生にこういう人よくいそうだし、トワは……うん、トワはヘンだ。ただ「こういう人がいたらヘンでおもしろいよね!」と会議で決まった変人という感じもする。
中盤の転換点が、意外なところから来たな〜と思った。現実的な秘密。ともすれば観客から憎まれそうな園子を、そうならないよう丁寧に扱ったのは良かったと思う。

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