ウェルカム トゥ ダリ/あなたがいてくれたから

伝記映画
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ウェルカム トゥ ダリ

Daliland/監督:メアリー・ハロン/2022年/アメリカ・フランス・イギリス合作

マスコミ試写で鑑賞。公開は2023年9月1日です。

あらすじ:ダリと過ごした日々。

ネタバレはありません。

この映画、原題は『Daliland』なんですけど、冒頭で登場人物が「Welcome to Daliland」って言うんですね。邦題はそこからとったと思うのですが、だったら『ウェルカム トゥ ダリランド』のほうが納得行くんです、でもそうすると日本人的には馴染みがなくなって、誰のことについての映画なのかわからなくなるという、なので「ランド」を削ったのかなって思いました。

1974年。ニューヨークで画廊で働いているジェームス(クリストファー・ブライニー)。画廊で行われるダリ(ベン・キングズレー)の個展まであと3週間となっていた。だが、絵は1枚も出来上がっていない。ひょんなことからダリとその妻ガラ(バルバラ・スコバ)に気に入られたジェームスは、個展までの間、ダリのアシスタントをすることになって……。

ダリは派手好きでパーティばかりやっているような人で、若い女の子をはべらせているわけですが、ガラも若い男に入れあげているんですね。しょっちゅうけんかもしている。その様子だけ見ていると、別れたほうがいいんじゃない? と思ってしまいますが、ダリはガラがいないと何も出来ないと言うのです。実際、ダリはガラにかなり依存しているように見え、ガラもその状態を良しとしているようす。これは不思議な関係だとも思いますが、案外こういう人たちっているのかな。

この映画、ダリの絵はほとんど出てきません。「記憶の固執」を描いたときのエピソードは入っています。

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