ティアーズ・オブ・ブラッド
Entre la vida y la muerte/監督:ジョルダーノ・ジェデルリーニ/2022年/ベルギー・フランス・スペイン合作
マスコミ試写で鑑賞。5月17日(金)より新宿バルト9ほか全国ロードショー。
あらすじ:息子が死んだ。
※ネタバレはありません。
地下鉄の運転士レオ(アントニオ・デ・ラ・トレ)はある夜、若者をはねてしまいます。その若者はしばらく疎遠にしていたレオの息子、ユーゴでした。
警察は、ユーゴが強盗事件に関与していたことについて捜査を始めます。レオが何かを知っているとみた警察でしたが、レオには謎が多く、過去の経歴などもわからないままです。一方でレオは、ひとりでユーゴについて調べるのですが……。
重苦しい雰囲気の映像と音楽、事件にのめり込んでいく女性刑事や心の内をあまり吐露しないレオの姿などが印象的でした。私はそんなにノワールに詳しくないというか、普段、自発的に映画を観るときには選ばないジャンルなので新鮮でしたね。
監督は『レ・ミゼラブル』(2019年)の脚本を手掛けたジョルダーノ・ジェデルリーニです。『レ・ミゼラブル』って何本もあるから、一瞬ヒュー・ジャックマンの出ている『レ・ミゼラブル』(未見)かと思ってしまいました……。